外務在外居住者省は声明を出し、イドリブ県で活動する「テロ・グループ」が、米国や一部西欧諸国、そしてトルコ諜報機関の指示と支援を受けて、シリア軍による化学兵器攻撃を偽装とするための試みを繰り返していると発表した。
同声明が得た情報によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が、ホワイト・ヘルメットとともに、トルコとの国境に位置するイドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所からトレーラーで塩素をシリア領内に持ち込み、イドリブ県のサルマダー市、アクラバート村を経由して、アティマ村に移送、同地の化学兵器製造工場に搬入したという。
AFP, June 22, 2021、ANHA, June 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 22, 2021、Reuters, June 22, 2021、SANA, June 22, 2021、SOHR, June 22, 2021などをもとに作成。
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