ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(8月1日付)を公開し、7月31日に難民307人(うち女性92人、子供152人)が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは難民307人(うち女性92人、子供152人)、ヨルダンから帰国したのは0人。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は689,532人となった。
内訳は、レバノンからの帰還者294,284人(うち女性88,446人、子ども149,807人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
43カ国で難民登録したシリア人の数は6,773,175人。
なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は918,812人(うち女性275,722人、子供468,298人)となった。
**
一方、国内避難民470人が新たに帰宅した。
ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは470人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。
2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は95,146人(うち女性36,101人、子供32,887人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,363,742人(うち女性418,660人、子供676,653人)となった。
Ministry of Defence of the Russian Federation, August 1, 2021をもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.