シリア民主軍がアレッポ県北東部で民間のトラックと、炎上したトラックに取り残された住民を救出しようとして現場に駆け付けたホワイト・ヘルメットの救急車輌を攻撃(2021年8月5日)

アレッポ県では、ANHA(8月5日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のハズワーン村、ザイワーン村、アイン・イナーブ村、シャッアーラ村、ヒルバト・シャッアーラ村、タッル・マディーク村、スムーカ村を砲撃した。

一方、シリア軍はトルコ占領下のバーブ市を砲撃した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(8月5日付)やシャーム・ネットワーク(8月5日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、県北東部のハズワーン村近くで民間のトラック1台を地対地ミサイルで攻撃した。

シリア民主軍はまた、炎上したトラックに取り残された住民を救出しようとして現場に駆け付けたホワイト・ヘルメットの救急車輌に対しても地対地ミサイルを発射し、車輌は炎上、隊員1人が負傷した。

なお、シリア民主軍は、7月25日にも、トルコ占領下のアフリーン市内にあるホワイト・ヘルメットの本部を砲撃している。

AFP, August 5, 2021、ANHA, August 5, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 5, 2021、Reuters, August 5, 2021、SANA, August 5, 2021、SNN, August 5, 2021、SOHR, August 5, 2021などをもとに作成。

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