武装解除を拒否する元反体制武装集団メンバーを代表する中央委員会がロシア軍使節団と停戦交渉(2021年8月14日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、武装解除を拒否する元反体制武装集団メンバーを代表する中央委員会が、ロシア軍の使節団と会談し、ダルアー市ダルアー・バラド地区などでのシリア軍と元反体制武装集団の戦闘を停戦させるための交渉を行った。

ロシア軍の使節団は会談で、元反体制武装集団メンバーの武装解除、指名手配者(武装解除拒否者)のシリア北部への追放、各市町村の中心部へのシリア軍部隊の進駐、戦闘停止、ダルアー市ダルアー・バラド地区の封鎖解除、ダルアー市へのロシア軍憲兵隊の展開とパトロールの実施、を提案した。

また8月15日に再度交渉のための会談を行うことで合意した。

一方、サナマイン市では、シリア軍の拠点複数カ所が武装集団の襲撃を受けた。

これに対して、シリア軍は、ダルアー市ダルアー・バラド地区、難民キャンプ地区、ダム街道地区、サナマイン市、ジャースィム市などを砲撃、ダルアー・バラド地区では住民1人が死亡し、ジャースィム市では3人が負傷した。

AFP, August 14, 2021、ANHA, August 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 14, 2021、Reuters, August 14, 2021、SANA, August 14, 2021、SOHR, August 14, 2021などをもとに作成。

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