米軍とシリア民主軍は、アラブ系部族からなる国境警備を任務とした武装組織を新設することで合意(2021年8月31日)

アイン・フラート(8月31日付)は、複数の地元メディア筋の話として、米軍の代表が8月27日と30日にハサカ県ルマイラーン町にある米軍基地でシリア民主軍を構成する人民防衛隊(YPG)やサナーディード軍の代表と会合を開き、新たな武装組織を結成することで合意したと伝えた。

この武装組織は、イラク・シリア国境の警備を任務とし、18歳から40歳のアラブ系部族の子息約2,000人によって構成され、彼らには月150米ドルの報酬が与えられるという。

AFP, August 31, 2021、ANHA, August 31, 2021、‘Ayn al-Furat, August 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2021、Reuters, August 31, 2021、SANA, August 31, 2021、SOHR, August 31, 2021などをもとに作成。

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