イスラエル軍が米主導の有志連合の占領下にあるヒムス県タンフ国境通行所一帯地域上空から同県中部タドムル郡を攻撃(2021年10月13日)

SANA(10月14日付)は、シリア軍筋の話として、イスラエル軍が10月13日午後11時34分、米主導の有志連合の占領下にあるヒムス県南東部のタンフ国境通行所一帯(55キロ地帯)上空から同県中部のタドムル郡方面に向かって攻撃を行い、シリア軍兵士1人が死亡、3人が負傷したと伝えた。

同筋によると、攻撃は通信塔とその一帯の拠点に対して行われ、物的被害も出たという。

シリア人権監視団によると、ミサイル攻撃は、県中部のT4航空基地(タイフール航空基地)の「イランの民兵」の無人航空機(ドローン)操作教練用のキャンプなど複数の拠点に対してミサイル攻撃を行われ、シリア人4人と身元不明者5人が死亡したという。

AFP, October 13, 2021、ANHA, October 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 13, 2021、Reuters, October 13, 2021、SANA, October 13, 2021、SOHR, October 13, 2021、October 14, 2021などをもとに作成。

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