ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、12月19日に難民322人が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは難民301人(うち女性90人、子供153人)、ヨルダンから帰国したのは21人(うち女性6人、子供11人)。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は733,647人となった。
内訳は、レバノンからの帰還者336,690人(うち女性101,182人、子ども171,424人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者396,957人(うち女性119,135人、子ども202,451人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
43カ国で難民登録したシリア人の数は6,827,630人。
なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は962,927人(うち女性288,975人、子供490,797人)となった。
**
一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。
2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,602人(うち女性41,376人、子供34,047人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,198人(うち女性423,935人、子供677,813人)。
Ministry of Defence of the Russian Federation, December 20, 2021をもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.