イランのアブドゥッラフヤーン外務大臣がロシアを訪問し、ラヴロフ外務大臣と会談(2022年3月15日)

イランのホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務大臣がロシアの首都モスクワを訪問し、ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外務大臣と会談した。

ラヴロフ外務大臣は会談後の共同記者会見で、「我々はシリア情勢について検討し、シリアの経済・人道状況改善に向けて連携して対応したいとの意思を表明した」と述べた。

ラヴロフ外務大臣はまた、欧米諸国によるイランへの違法な制裁が続くなかでも、イランと協力を強め、米国へのイラン核合意への早期の復帰とイランへの制裁解除に向けた取り組みたいと表明した。

ウクライナ情勢をめぐっては、イランのバランスがとれた対応に謝意を示した。

アブドゥッラフヤーン外務大臣は、ラヴロフ外務大臣とアスタナ会議の枠組みに基づいてシリアの危機の平和的解決について議論したことを明らかにしたうえで、シリア国民を支援し、シリアに科せられた制裁による困難を乗り越え、復興プロセスを前進させるひつようがあることを強調したと述べた。

AFP, March 15, 2022、ANHA, March 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 15, 2022、Reuters, March 15, 2022、SANA, March 15, 2022、SOHR, March 15, 2022などをもとに作成。

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