ロシアのポリャンスキー国連第1常駐副代表は越境(クロスボーダー)での人道支援の中止を示唆(2022年3月26日)

ロシアのドミトリー・ポリャンスキー国連第1常駐副代表は、シリア情勢への対応を協議するための国連安保理の会合で、越境(クロスボーダー)での人道支援の中止を示唆した。

ポリャンスキー副代表は以下のように発言した。

シリアへの(越境)人道支援にかかる国連安保理決議第2585号の実施は行き詰っている…。西側諸国がこの決議を遵守していないからだ。
シリアへの越境人道支援にかかるこの決議において実施されているのは1項目だけだ。
西側諸国の国連安保理決議第2858号の違反は深刻で、その規定を履行していない。
イドリブ県の境界経由(クロスライン)での人道支援は可能である。

ドゥラル・シャーミーヤ(3月26日付)が伝えた。

AFP, March 26, 2022、ANHA, March 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 26, 2022、Reuters, March 26, 2022、SANA, March 26, 2022、SOHR, March 26, 2022などをもとに作成。

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