SANA(4月15日付)は、シリア軍筋の話として、イスラエル軍戦闘機が4月14日午後11時2分に占領下のゴラン高原北方向から、ダマスカス郊外県西部の複数カ所に対してミサイル攻撃を行い、シリア軍防空部隊が迎撃、一部ミサイルを撃破したが、若干の物的被害が生じたと伝えた。
シリア人権監視団によると、ミサイル攻撃が行われたのは、シリア最高峰のシャイフ山(ヘルモン山)麓のラフラ村一帯、アムビヤー村とラバノンのカフルクーク村(ベカーア県)間の養畜所などで、同地には「イランの民兵」、パレスチナ解放軍の拠点が設置されていたという。
AFP, April 14, 2022、ANHA, April 14, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 14, 2022、Reuters, April 14, 2022、SANA, April 15, 2022、SOHR, April 14, 2022などをもとに作成。
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