AP(4月18日付)は、近く行われるとされるロシア軍によるウクライナ東部に対する本格攻撃において、シリアからの戦闘員がロシア軍とともに戦闘に参加する公算が高いと伝えた。
アレクサンドル・ドヴォルニコフ上級大将がウクライナでの作戦の総司令官に就任したのを受けた動きで、今後数週間以内に戦地に派遣される見込み。
シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表によると、現時点でシリア人40,000人がウクライナでの戦闘に参加するための登録を済ませているという。
また、「トラ」の愛称で知られるスハイル・ハサン准将が指揮するシリア軍第25師団の将兵約700人がすでにシリアを達ち、戦闘に備えているという。
AFP, April 19, 2022、ANHA, April 19, 2022、AP, April 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 19, 2022、Reuters, April 19, 2022、SANA, April 19, 2022、SOHR, April 19, 2022などをもとに作成。
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