シャーム解放機構と「決戦」作戦司令室がアレッポ県とイドリブ県でシリア軍を攻撃(2022年4月25日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下でシャイフ・アキール山一帯で塹壕を掘削中のシリア軍のブルドーザーを攻撃、これを破壊した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にある県西部のタカード村、カフルタアール村、タディール村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるカフルナブル市近郊に設置させていたシリア軍の23ミリ機関砲を地対地ミサイルで攻撃、これを破壊した。

 

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャジャラ町でシリア軍の士官(少尉)が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, April 25, 2022、ANHA, April 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, April 25, 2022、Reuters, April 25, 2022、SANA, April 25, 2022、SOHR, April 25, 2022などをもとに作成。

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