シャーム解放機構の支配下にあるシリア北西部のいわゆる「解放区」でサル痘感染者が確認されたとの情報が拡散され、当局が対応に追われる(2022年5月23日)

シリアのアル=カーイダのシャーム解放機構がシリア北西部のいわゆる「解放区」の自治を委託している救国内閣の保健省は緊急声明を出し、「解放区」内でサル痘の感染者が確認されたとの情報が流れたのを受けて、関係当局が連携して、医療態勢のレベルを引き当て、住民を守るのに必要な措置を講じると発表した。

一方、イドリブ保健局のサーリム・アブダーン局長は、「解放区」でサル痘感染者が確認されたとの情報が「噂に過ぎない」と否定した。

AFP, May 24, 2022、ANHA, May 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 24, 2022、Reuters, May 24, 2022、SANA, May 24, 2022、SOHR, May 24, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.