イスラエル軍が占領下のゴラン高原上空から首都ダマスカス南方にミサイル複数発を発射、シリア軍防空部隊がこれを迎撃(2022年6月6日)

SANA(6月6日付)は、シリア軍筋の話として、イスラエル軍が午後11時18分に、占領下のゴラン高原上空から、首都ダマスカス南方にミサイル複数発を発射、シリア軍防空部隊がこれを迎撃し、ほとんどを撃破した、と伝えた。

ミサイル攻撃により若干の物的被害が出たという。

シリア人権監視団によると、ミサイル攻撃は、レバノンのヒズブッラーの部隊やシリア軍防空部隊が展開するダマスカス郊外県キスワ市一帯に対して行われた。

発射されたミサイルは10発、うち少なくとも7発は撃破されたが、ダマスカス郊外県アクラバー町に1発が着弾し、物的被害が出た。

AFP, June 6, 2022、ANHA, June 6, 2022、‘Inab Baladi, June 6, 2022、Orient News, June 6, 2022、Reuters, June 6, 2022、SANA, June 6, 2022、SOHR, June 6, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.