シャーム解放機構が事実上管理するバーブ・ハワー国境通行所はインド与党幹部が預言者ムハンマドを侮辱する発言をしたことへの対抗措置として、インド産製品の持ち込みを禁止(2022年6月6日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が事実上管理するバーブ・ハワー国境通行所が、トルコからのインド製品の持ち込みを禁止することを決定した。

決定は、インドの与党BJP(インド人民党)のヌプル・シャルマ報道官とナヴェーン・クマル・ジンダル氏(デリー・メディア部門責任者)がテレビの討論番組やツイッターで預言者ムハンマドや妻のアーイシャを侮辱する発言や書き込みを行ったことへの対抗措置。

ジャズィーラ(6月5日付)によると、発言を受け、クウェートやカタールの外務省が駐インド大使を呼び出し正式に抗議、パキスタン外務省も「著しく名誉を傷つける発言」「まったく受け入れることができない」と非難していた。

これを受け、BJPは謝意を示し、問題発言を行ったシャルマ報道官とジンダル氏を解任していた。

AFP, June 6, 2022、Aljazeera, June 6, 2022、ANHA, June 6, 2022、‘Inab Baladi, June 6, 2022、Orient News, June 6, 2022、Reuters, June 6, 2022、SANA, June 6, 2022、SOHR, June 6, 2022などをもとに作成。

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