シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方を砲撃し、戦闘員1人死亡(2022年6月9日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村、バーラ村、ファッティーラ村、マアーッラト・ナアサーン村を砲撃し、国民解放戦線の戦闘員1人が死亡、4人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフル・アンマ村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タッル・シハーブ町でシリア軍の車輌に仕掛けられていた爆弾が爆発し、兵士1人が死亡、1人が負傷した。

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市で、反体制組織のシリア旅団党のテロ撲滅部隊の司令官が殺害され、遺体で発見された。

8日のハーズィマ村での軍事情報局の支援を受ける地元民兵組織とシリア旅団党のテロ撲滅部隊が交戦し、民兵1人が死亡、4人が負傷した事件を受けた報復と見られる。

AFP, June 9, 2022、ANHA, June 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 9, 2022、Reuters, June 9, 2022、SANA, June 9, 2022、SOHR, June 9, 2022などをもとに作成。

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