米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた2家族、若い男性多数と女性3人が、キャンプ内の劣悪な生活環境や健康不良を理由に、政府の支配地に脱出する一方、有志連合使節団がキャンプを初めて視察(2022年9月2日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていたバニー・ハーリド部族の2家族、若い男性多数と女性3人が、キャンプ内の劣悪な生活環境や健康不良を理由に、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由してシリア政府の支配地に脱出した。

一方、米主導の有志連合の使節団がルクバーン・キャンプを初めて訪問し、キャンプ内の状況を視察した。

なお、革命特殊任務軍は9月1日、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/MaghaweirThowra/)で同軍と有志連合がルクバーン・キャンプの病人たちを受入れ、診察、投薬を行ったと宣伝していた。

AFP, September 2, 2022、ANHA, September 2, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 2, 2022、Reuters, September 2, 2022、SANA, September 2, 2022、SOHR, September 2, 2022などをもとに作成。

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