北・東シリア自治局の支配地で避難生活を送っていたイドリブ県の住民23世帯が、アレッポ県マンビジュ市南西に設置されているターイハト・トゥワイマート村(ターイハ村)の通行所を経由して、政府支配下の村に帰還(2022年9月10日)

イドリブ県では、SANA(9月10日付)によると、北・東シリア自治局の支配地で避難生活を送っていたイドリブ県の住民23世帯が、アレッポ県マンビジュ市南西に設置されているターイハト・トゥワイマート村(ターイハ村)の通行所を経由して、車に家財道具を積んで、シリア政府支配下の県東部の村に帰還した。

兵役を忌避した住民も、イドリブ県のハーン・シャイフーン市に先週設置された和解センターで社会復帰手続きを済ませる予定だという。

これに関して、シリア人権監視団は9日、帰還したのはほとんどが高齢者が、シリア政府に財産を没収されるのを恐れての帰還だと主張した。




AFP, September 10, 2022、ANHA, September 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 10, 2022、Reuters, September 10, 2022、SANA, September 10, 2022、SOHR, September 10, 2022などをもとに作成。

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