バーブ・ハワー国境通行所(イドリブ県)に欧州への移住を希望して約290人が殺到、入国を拒否されて、「平和のキャラバン」と称して再度出国を求めたが、シャーム解放機構の治安要員の暴行を受けて阻止(2022年9月12日)

イドリブ県では、アラビー・ジャディード(9月12日付)、シリア人権監視団によると、トルコとの国境に面するバーブ・ハワー国境通行所に、トルコ経由での欧州への移住を希望して約290人が殺到したが、出国を拒否された。

これを不服する数十人が「平和のキャラバン」と称して再度出国を求めようとしたが、同地に駐留するシャーム解放機構の治安要員が暴行を加えてこれを阻止した。

シャーム解放機構の治安要員はまた、同行していたメディア活動家のカメラを没収した。

https://www.facebook.com/watch/?v=613201146855742

https://www.facebook.com/watch/?v=618613126314756

https://www.facebook.com/watch/?v=472893474746906

AFP, September 12, 2022、ANHA, September 12, 2022、al-‘Arabi al-Jadid, September 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 12, 2022、Reuters, September 12, 2022、SANA, September 12, 2022、SOHR, September 12, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.