ロシア軍戦闘機が、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県北部を3回にわたって爆撃(2022年10月7日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握る県北部のアルマナーズ市近郊のシャイフ・バフル村を3回にわたって爆撃した。

また、シリア軍も「決戦」作戦司令室の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村、ファッティーラ村、スフーフン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

 

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にある県西部のバフフィース村、カフルタアール村、タディール村を砲撃した。

また同地では、シリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦、シリア軍士官(中尉)1人が死亡した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村、ヒルバト・ナークース村、サルマーニーヤ村を砲撃した。

AFP, October 7, 2022、ANHA, October 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 7, 2022、Reuters, October 7, 2022、SANA, October 7, 2022、SOHR, October 7, 2022などをもとに作成。

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