米中央軍(CENTCOM)はシリア北部に対する爆撃でダーイシュ幹部2人を殺害したと発表するも、シリア人権監視団は爆撃も犠牲者も確認していないと発表(2022年10月7日)

米中央軍(CENTCOM)は6日付で声明(20221006-07)を出し、シリア時間午後6時32分頃、米軍がシリア北部を爆撃し、ダーイシュ(イスラーム国)の副執政官(ワーリー)のアブー・ハシューム・ウマーウィー容疑者と、同容疑者とつながりのあるダーイシュ幹部1人を殺害したと発表した。

初期報告によると、民間人の犠牲者はないという。

爆撃が行われた場所は不明。

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シリア人権監視団が調査したところによると、CENTCOMが発表した時刻前後において、シリア北部では、トルコ占領下のアレッポ県ジャラーブルス市近郊で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とシリア国民軍の砲撃戦によって、身元不明の2人が死亡しただけで、爆撃もそれによる犠牲者も確認されていない。

AFP, October 8, 2022、ANHA, October 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 8, 2022、Reuters, October 8, 2022、SANA, October 8, 2022、SOHR, October 8, 2022などをもとに作成。

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