シャーム解放機構がアレッポ県カトマ村、カフルジャンナ村を制圧しアアザーズ市に迫る(2022年10月17日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つアアザーズ市の西に位置するダクマーシュ村、カトマ村、カフルジャンナ村でシリア国民軍第3軍団との交戦を再開した。

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戦闘は、シャーム解放機構の進攻に対する地元の反発が強まるなか、同機構が14日の停戦合意を破棄するかたちで再開された。

この戦闘で、カトマ村では子ども1人が巻き添えとなって死亡した。

また、カフルジャンナ村では、同地の基地に駐留するトルコ軍兵士1人が負傷、トルコ軍ヘリコプターが負傷者をトルコ本国に搬送した。

また、同地に近いマシュアラ村の国内避難民(IDPs)キャンプ、ズィヤーラト・ハナーン村、カフルジャンナ村に近いIDPsキャンプ(バラカ・キャンプ)に複数の砲弾が着弾した。

シャーム解放機構はその後、ダクマーシュ村、カトマ村、カフルジャンナ村を制圧した。

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制圧は、シリア国民軍第3軍団の撤退を受けたもの。

その後、カトマ村の東に位置するカフルジャンナ村では、14日の停戦合意を履行するかたちで、シャーム解放機構が一部拠点から撤退、第3軍団がこれに代わって展開することで戦闘が停止した。

戦闘停止は、トルコ軍の要請を受けたものだという。

一方、シャーム解放機構と共闘するシャーム自由人イスラーム運動はカフルガーン村、バラーギーダ村の制圧をめざし、シリア国民軍第3軍団と激しく交戦した。

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シャーム解放機構はまた、トルコ占領下のいわゆる「オリーブの枝」地域の拠点都市であるラージュー町、ブルブル町一帯に増援部隊を派遣したほか、シャーム戦線との戦闘の末、シャッラーン町近郊のハーリディーヤ村、アナーブ村を制圧した。

ドゥラル・シャーミーヤ(10月17日付)によると、これに対して、イスラーム軍とシャーム戦線は、シャーム解放機構によって制圧されたアフリーン市に対して激しい攻撃を加え、住民複数が負傷した。

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シリア人権監視団、イナブ・バラディー(10月17日付)によると、「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市であるバーブ市、マーリア市、スーラーン町(スーラーン・アアザーズ町)、バーブ・サラーマ国境通行所でシャーム解放機構の進攻を拒否する抗議デモが行われた。

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AFP, October 17, 2022、ANHA, October 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2022、‘Inab Baladi, October 17, 2022、Reuters, October 17, 2022、SANA, October 17, 2022、SOHR, October 17, 2022などをもとに作成。

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