シャーム解放機構は「シリア国民軍第3軍団がシリア革命に敵対する外国勢力と忌まわしい関係を結んでいる」と批判(2022年10月19日)

シャーム解放機構の軍事筋はドゥラル・シャーミーヤ(10月19日付)の独占取材に対して、シリア国民軍第3軍団が、シリア革命に敵対する外国勢力と「忌まわしい関係」を結んでいると述べて批判した。

同軍事筋は、この外国勢力を名指しすることは現時点では避けるとしつつ、この外国勢力が第3軍団との軍事部門での反体制武装集団諸派の連携や軍事関連の組織の構築を妨げていると指摘した。

そのうえで、この軍事筋は、シャーム解放機構が、市民を守り、民生部門とは別に軍事関連の組織を構築するため、この地域(トルコ占領地)での軍事・治安連携をめぐって、何度も第3軍団と理解し合おうとしてきた、と強調した。

イナブ・バラディー(10月19日付)も、シャーム解放機構の高官筋の話として、同じ内容を報じた。

AFP, October 19, 2022、ANHA, October 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 19, 2022、‘Inab Baladi, October 19, 2022、Reuters, October 19, 2022、SANA, October 19, 2022、SOHR, October 19, 2022などをもとに作成。

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