アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つバーブ市近郊のカッバースィーン村で、シャーム解放機構と共闘関係にあるアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動とシリア国民軍に所属するハムザ師団の司令官らが、地元のアラブ人、クルド人、トルコマン人の名士や部族長と会談した。
会談では、シリア国民軍第3軍団を主導するシャーム戦線に対抗するための統合的な軍事組織の結成に向けて意見が交わされた。
一方、シャーム解放機構のメンバーやシリア救国内閣の職員らが、最近になって掌握したトルコ占領下の「オリーブの枝」地域(アフリーン郡)や「ユーフラテスの盾」地域(アアザーズ郡)で、反体制武装勢力の統合と統合的な民政局の設置を求めるデモを行うよう呼びかけた。
AFP, October 20, 2022、ANHA, October 20, 2022、al-Durar al-Shamiya, October 20, 2022、Reuters, October 20, 2022、SANA, October 20, 2022、SOHR, October 20, 2022などをもとに作成。
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