シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県、ラタキア県で交戦(2022年11月9日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるナイラブ村一帯、ザーウィヤ山地方のバイニーン村、フライフィル村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方のカッバーナ村一帯で砲撃戦を行った。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市ハマーディーン地区で、シリア軍第5軍団や地元民兵と、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルとの間で続く散発的戦闘で死亡した男性の遺体を収容しようとした住民らが銃撃を受け、高齢の男性1人が死亡、若い男性2人が負傷した。

AFP, November 9, 2022、ANHA, November 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2022、Reuters, November 9, 2022、SANA, November 9, 2022、SOHR, November 9, 2022などをもとに作成。

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