ロシアのラヴロフ外務大臣がシリアを電撃訪問、ボリソフ副首相らとともにアサド大統領と会談(2020年9月7日)

ロシアのユーリイ・ボリソフ副首相を団長とする使節団が9月6日にシリアに到着したのに続いて、SANA(9月7日付)によると、セルゲイ・ラヴロフ外務大臣がシリアを電撃訪問し、使節団に加わった。

ラヴロフ外務大臣がシリアを訪問するのは8年ぶり。

ラヴロフ外務大臣を加えたロシア使節団は首都ダマスカスで、アサド大統領と会談した。

SANA(9月7日付)によると、二国間関係の維持強化について話し合われ、経済面では、一部諸外国によるシリアへの制裁の影響を軽減するため、すでに締結されている二国間合意の実施状況、新規の合意の是非について意見が交わされた。

政治面では、ロシア使節団が、一部諸外国に対抗して、シリアの領土の統一性と保全、主権の維持、国際社会や地域における役割の回復を支援すると表明、アサド大統領も「テロとの戦い」、治安と安定の回復に向けて路線を継続すると答え、ロシア側に謝意を示した。

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ロシア使節団はその後、フサイン・アルヌース首相と個別に会談した。

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会談後、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣兼副首相、ボロゾフ副首相、ラヴロフ外務大臣が外務在外居住者省で共同記者会見を行った。

ムアッリム外務在外居住者大臣は、会談について「すべての分野で実り多いものだった」と総評したうえで、シリアとロシアの関係は発展し、両国民の利益を実現すると述べ、「両国関係は安泰で、有望だ」と強調した。

また、米国によるシリアへの経済制裁について、シリア独自の決定、イスラエルやレジスタンスへの姿勢を好ましいと思っていないがゆえの措置だと批判した。

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一方、ボリソフ副首相も、「会談は建設的で有益だった」としたうえで、両国の通商、工業、経済分野での協力拡大にかかる新規の合意案があり、その数は40以上にのぼることを明らかにした。

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ラヴロフ外務大臣は、シリア国内の戦況が比較的落ち着いているとしたうえで、「こうした方向に向けた取り込みを続ける必要がある…。シリア人は国内で一致団結しなければならない」と述べる一方、「しかし、外国諸勢力はこうした前進を快く思っておらず、分離主義的なアジェンダを押し通そうとし、一方的な経済制裁を駆使してシリア国民を経済的に締め付けようとする」と警鐘を鳴らした。

そのうえで、国連安保理決議第2254号に基づき、制憲委員会の活動への支援などを通じて、主権や領土の一体性の原則がシリアで貫徹されるよう支援すると強調した。

さらに、シリアが、ロシアの支援を受けて、国際テロリズム、そしてそれを支援する外国勢力との戦いに勝利したとしたうえで、完全勝利に向けて「テロと戦い」を継続すると述べる一方、シリアにおける新たな優先課題は、インフラや経済の復興だと述べた。

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質疑応答においては、ロシアで活動し、いわゆるモスクワ・プラットフォームを主導してきた人民意思党(カドリー・ジャミール元副首相が率いる組織)と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の代表がモスクワで「シリア民主評議会」の設置を合意したことに話題が及んだ。

これに関して、ムアッリム外務在外居住者大臣は「我々シリアは、シリアの憲法に反するいかなる合意も支援しない」と述べた。

また、ラヴロフ外務大臣は「我々ロシアは過去数年にわたり、モスクワ・プラットフォームにシリアの様々な勢力を加えて拡充させようとしてきた。おそらくは、現時点でそれ以外に良いプラットフォームがないがゆえに、シリア民主軍とモスクワ・プラットフォームはロシアのモスクワを協議の場所として選んだのだろう」と述べ、関与していないことを明らかにした。

SANA(9月7日付)が伝えた。

AFP, September 7, 2020、ANHA, September 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2020、Reuters, September 7, 2020、SANA, September 7, 2020、SOHR, September 7, 2020などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で58人、北・東シリア自治局支配地域で65人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で16人(2020年9月7日)

保健省は政府支配地域で新たに58人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者14人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、9月7日現在の同地での感染者数は計3,229人、うち死亡したのは137人、回復したのは744人となった。

SANA(9月7日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに65人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者40人が完治し、2人が死亡したと発表した。

これにより、9月7日現在の同地での感染者数は計689人、うち死亡したのは42人、回復したのは198人となった。

新規感染者の内訳は、ハサカ県のハサカ市12人、カーミシュリー市11人、マーリキーヤ(ダイリーク)市16人、ダルバースィーヤ市6人、アームーダー市1人、カフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市1人、ルマイラーン町1人、マアバダ(カルキールキー)町1人、アレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市3人、ダイル・ザウル県2人、ラッカ県のラッカ市8人、タブカ市2人。

ANHA(9月7日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で9月7日に新たに16人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、7人が完治したと発表した。

これにより、同地での感染者数は計131人、うち回復したのは80人、死亡したのは2人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1378529879018566/

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一方、シリア人権監視団は、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県の「解放区」とトルコ占領下のアレッポ県北部で、新型コロナウイルス感染者16人が確認されたと発表した。

新規感染者の内訳は、アレッポ県北部12人、イドリブ県4人。

これにより、6月9日以降、「解放区」と占領地で確認された感染者数は計131人(うち52人は「解放区」、72人はトルコ占領地)、うち死亡したのは1人、回復したのは80人となった。

AFP, September 7, 2020、ACU, September 7, 2020、ANHA, September 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2020、Reuters, September 7, 2020、SANA, September 7, 2020、SOHR, September 7, 2020などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室支配下のアリーハー市を砲撃し、11人死傷(2020年9月7日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから185日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のクーフキーン村、ハルーバ村、バーラ村、スフーフン村、カフル・ウワイド村、フライフィル村、ファッティーラ村、M4高速道路沿線のアリーハー市を砲撃し、アリーハー市で2人が死亡、9人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、「決戦」作戦司令室もシリア政府の支配下にあるサラーキブ市近郊のダーディーフ村、カフルバッティーフ村一帯、カフルナブル市を砲撃した。

一方、トルコ軍部隊は、アイン・ハムラー村近くのM4高速道路沿線に爆弾が仕掛けられているのを発見し、これを爆破した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、県西部のアブザムー町にあるシャーム解放機構の本部で大きな爆発が発生した。

爆発の原因は不明。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県5件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, September 7, 2020、ANHA, September 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 7, 2020、Reuters, September 7, 2020、SANA, September 7, 2020、SOHR, September 7, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民389人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は596,826人に(2020年9月7日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月7日付)を公開し、9月6日に難民389人(うち女性117人、子供199人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民389人(うち女性117人、子供199人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は596,826人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者201,578人(うち女性60,614人、子ども102,533人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,706,136人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は826,106人(うち女性247,890人、子供421,024人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 7, 2020をもとに作成。

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イドリブ県内のトルコ軍拠点が正体不明の武装集団の攻撃を受け、兵士1人死亡(2020年9月6日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室の支配下にあるM4高速道路沿線のアリーハー市近郊に位置するムウタリム村に設置されているトルコ軍拠点が正体不明の武装集団の襲撃を受け、トルコ軍兵士2人が負傷し、うち1人が死亡した。

同監視団によると、武装集団は午前2時15分頃、ヒュンダイ社のサンタフェに乗って拠点に接近し、発砲したという。

負傷したトルコ軍兵士2人は、トルコ軍の装甲車が、バーブ・ハワー国境通行所を通って、トルコ本国に直ちに移送した。

トルコ国防省は声明を出し、兵士1人が死亡したと発表した。

攻撃は、アンサール・アビー・バクル・スィッディーク中隊によるものと思われるが、犯行声明は出ていない。

AFP, September 6, 2020、ANHA, September 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2020、Reuters, September 6, 2020、SANA, September 6, 2020、SOHR, September 6, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のラアス・アイン市で、国民軍に所属するスルターン・ムラード師団のメンバーが爆発に巻き込まれて負傷(2020年9月6日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラアス・アイン市で、国民軍に所属するスルターン・ムラード師団のメンバーが爆発に巻き込まれて負傷した。

AFP, September 6, 2020、ANHA, September 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2020、Reuters, September 6, 2020、SANA, September 6, 2020、SOHR, September 6, 2020などをもとに作成。

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ロシアのボリソフ副首相を団長とする使節団がシリアを訪問(2020年9月6日)

ロシアのユーリイ・ボリソフ副首相を団長とする使節団が、両国間関係の強化について政府高官と協議するため、空路でシリア入りした。

ダマスカス国際空港では、アイマン・スーサーン外務在外居住者省次官らが使節団を出迎えた。

SANA(9月6日付)が伝えた。

AFP, September 6, 2020、ANHA, September 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2020、Reuters, September 6, 2020、SANA, September 6, 2020、SOHR, September 6, 2020などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の支配下のダイル・ザウル県でシリア民主軍への襲撃続く(2020年9月6日)

ダイル・ザウル県では、SANA(9月6日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるズィーバーン町とブサイラ市近郊で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が正体不明の武装集団の襲撃を受け、車輌2輌が大破、乗っていた戦闘員複数人が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下のスブハ村でオートバイに乗った正体不明の武装集団が、シリア民主軍の戦闘員と元司令官が乗った車を襲撃し、2人を負傷させた。

襲撃された元司令官は、数年前にダーイシュ(イスラーム国)メンバーの妻たちの身柄を、ブサイラ市のコミューン(北・東シリア自治局の末端の自治体)長とともに、シリア民主軍に引き渡したとされる人物。

コミューン長は、2019年3月に殺害されている。

AFP, September 6, 2020、ANHA, September 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2020、Reuters, September 6, 2020、SANA, September 6, 2020、SOHR, September 6, 2020などをもとに作成。

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ハサカ市の中学校教員と事務職員がシリア民主軍による施設接収と立ち入り禁止措置に抗議(2020年9月6日)

ハサカ県では、SANA(9月6日付)によると、北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるハサカ市で、殉教者ハンナー・アターッラー高等学校の教員と事務職員が、学校前で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍による施設接収と立ち入り禁止措置に抗議する座り込みデモを行った。

AFP, September 6, 2020、ANHA, September 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2020、Reuters, September 6, 2020、SANA, September 6, 2020、SOHR, September 6, 2020などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で67人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で3人(2020年9月6日)

保健省は政府支配地域で新たに67人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者15人が完治し、4人が死亡したと発表した。

これにより、9月6日現在の同地での感染者数は計3,171人、うち死亡したのは134人、回復したのは730人となった。

SANA(9月6日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で9月6日に新たに3人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、3人が完治したと発表した。

これにより、同地での感染者数は計115人、うち回復したのは73人、死亡したのは2人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1377641692440718/

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一方、シリア人権監視団は、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県の「解放区」とトルコ占領下のアレッポ県北部で、新型コロナウイルス感染者3人が確認されたと発表した。

新規感染者が確認されたのは、アレッポ県バーブ市。

これにより、6月9日以降、「解放区」と占領地で確認された感染者数は計115人(うち48人は「解放区」、60人はトルコ占領地)、うち死亡したのは1人、回復したのは73人となった。

AFP, September 6, 2020、ACU, September 6, 2020、ANHA, September 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2020、Reuters, September 6, 2020、SANA, September 6, 2020、SOHR, September 6, 2020などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県で交戦、トルコ軍が政府支配地域を砲撃(2020年9月6日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから184日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、ファッティーラ村、バーラ村、カフル・ウワイド村、カンスフラ村、ルワイハ村を砲撃、同地一帯で「決戦」作戦司令室と交戦した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

トルコ軍がシリア政府の支配下にあるカフルナブル市一帯、サラーキブ市を砲撃した。
このほか、カフルタハーリーム町にあるシャーム解放機構の検問所が正体不明の武装集団の襲撃を受けた。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア政府支配下のジャルマーナー市で住民数十人が生活難を訴えて抗議デモを行った。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, September 6, 2020、ANHA, September 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 6, 2020、Reuters, September 6, 2020、SANA, September 6, 2020、SOHR, September 6, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民475人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は596,437人に(2020年9月6日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月6日付)を公開し、9月5日に難民475人(うち女性242人、子供143人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民475人(うち女性242人、子供143人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は596,437人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者201,189人(うち女性60,497人、子ども101,334人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,705,117人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は825,717人(うち女性247,773人、子供420,825人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 6, 2020をもとに作成。

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ラタキア県スルンファ町の杉林で火災が発生、ハマー県北西部の植林地に燃え広がる(2020年9月6日)

ラタキア県では、SANA(9月6日付)によると、スルンファ町の国立の森林保護区内で火災が発生し、強い東風に煽られて、火はハマー県北西部のフライカ村、アイン・バドリーヤ村の森林や植林地に燃え広がった。

火災は気温上昇に伴う自然発火によるもの。

火災は過去20年で最大の規模で、天然の杉林や植林地合わせて4,000ドゥーナム(4平方キロメートル)が焼失、近隣の住民が避難を余儀なくされた。

両県の消防隊と民間防衛隊が消火活動により、火災の75~80%を鎮火することに成功した。


なお、8月31日と9月3日にハマー県北西部で発生した火災では、松やオークの植林地2,000ドゥーナム(2平方キロメートル)が焼失した。

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シリア人権監視団は、相次ぐ植林地や森林での火災に関して、シリア軍がこれまでに78,505発以上もの「樽爆弾」をヘリコプガーから投下してきたにもかかわらず、消火作業にヘリコプターが投入されなかったと批判した。

AFP, September 6, 2020、ANHA, September 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2020、Reuters, September 6, 2020、SANA, September 6, 2020、SOHR, September 6, 2020などをもとに作成。

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シリア民主軍がトルコ占領下のハサカ県北部に潜入、国民軍戦闘員20人あまりを殺傷(2020年9月5日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がトルコ占領下のタッル・タムル町近郊に潜入、アッブーシュ村とアニーク・ハワー村一帯の国民軍の拠点を襲撃し、20人あまりを殺傷した。

潜入に際して、シリア民主軍の戦闘員2人も地雷の爆発に巻き込まれて死亡した。

AFP, September 6, 2020、ANHA, September 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2020、Reuters, September 6, 2020、SANA, September 6, 2020、SOHR, September 6, 2020などをもとに作成。

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シャーム解放機構の幹部はスイス紙の取材に対して諸外国との「関係改善」をめざしていると述べる(2020年9月5日)

スイスのフランス語日刊紙『ル・タン』(9月5日付)は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)の幹部の一人アブドゥッラヒーム・アトワーン総法務官が、諸外国と組織の支配下にある地域の住民との「関係正常化」をめざしていると述べたと伝えた。

アトワーン総法務官は「我々は現在、イメージの払拭を試みている。その目的は現実を美化することではなく、ありのままの姿を示すことだ」と強調し、諸外国と関係を改善すべきだと主張した。

しかし、これに関して、シャーム解放機構の広報関係局長のタキーッディーン・ウマル氏は「2週間前に『ル・タン』紙の使節団の訪問を受けた」としたうえで、使節団と幹部との間で対話が行われたことを明らかにした。

ウマル局長によると、シャーム解放機構は『ル・タン』紙との連絡を取り続けているが、アトワーン総法務官が「関係正常化」とは述べなかったと指摘、誤訳があったことを明らかにした。

AFP, September 5, 2020、ANHA, September 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 5, 2020、Reuters, September 5, 2020、SANA, September 5, 2020、SOHR, September 5, 2020、Le Temps, September 5, 2020などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県ビンニシュ市で『シャルリ・エブド』による預言者ムハンマドの風刺画掲載に抗議するデモ(2020年9月5日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するビンニシュ市で、フランスの週刊風刺新聞『シャルリ・エブド』による預言者ムハンマドの風刺画掲載に抗議するデモが発生した。

AFP, September 5, 2020、ANHA, September 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 5, 2020、Reuters, September 5, 2020、SANA, September 5, 2020、SOHR, September 5, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がラッカ県、ハサカ県を砲撃(2020年9月5日)

ラッカ県では、SANA(9月5日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・アブヤド市近郊のカズアリー村、カルナファル村、ビール・アラブ村を砲撃した。

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ハサカ県では、SANA(9月5日付)やANHA(9月5日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がラアス・アイン市近郊のダルダーラ村、タッル・マナーフ村、アッブーシュ村を砲撃、ビール・ヌーフ村に突入し、住民6人を拉致連行した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のガンドゥーラ町で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、3人が死傷した。

また、アアザーズ市近郊で、国民軍に所属するアル=カーイダ系組織の一つシャーム自由人イスラーム運動の武器弾薬庫で爆発が発生し、火災となった。

AFP, September 5, 2020、ANHA, September 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 5, 2020、Reuters, September 5, 2020、SANA, September 5, 2020、SOHR, September 5, 2020などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の支配下のダイル・ザウル県各所でシリア民主軍への襲撃相次ぐ(2020年9月5日)

ダイル・ザウル県では、SANA(9月5日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるガリーバ村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌が正体不明の武装集団の襲撃を受け、戦闘員多数が死傷した。

また、ズィーバーン町ではシリア民主軍の拠点に仕掛けられていた爆弾が爆発し、戦闘員多数が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、ブサイラ市でシリア民主軍のパトロール部隊が何者かの攻撃を受けた。

また、同市では、離反した元警察官が何者かによって射殺された。

さらに、サアワ村で、オートバイに仕掛けられた爆弾が爆発した。

他方、ANHA(9月5日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるハジュナ村で、家族どうしの抗争を発端として戦闘が発生し、2人が死亡した。

AFP, September 5, 2020、ANHA, September 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 5, 2020、Reuters, September 5, 2020、SANA, September 5, 2020、SOHR, September 5, 2020などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で63人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で14人(2020年9月5日)

保健省は政府支配地域で新たに63人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者17人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、9月5日現在の同地での感染者数は計3,104人、うち死亡したのは130人、回復したのは715人となった。

SANA(9月5日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で9月5日に新たに14人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、4人が完治したと発表した。

これにより、同地での感染者数は計112人、うち回復したのは70人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1376668912537996/

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一方、シリア人権監視団は、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県の「解放区」とトルコ占領下のアレッポ県北部で、新型コロナウイルス感染者14人が確認されたと発表した。

新規感染者が確認されたのは、アレッポ県バーブ市8人、イドリブ県6人(イドリブ市4人、サルマダー市近郊の国内避難民(IDPs)キャンプ1人、バービーン村1人)。

これにより、6月9日以降、「解放区」と占領地で確認された感染者数は計112人(うち48人は「解放区」、57人はトルコ占領地)、うち死亡したのは1人、回復したのは70人となった。

AFP, September 5, 2020、ACU, September 5, 2020、ANHA, September 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 5, 2020、Reuters, September 5, 2020、SANA, September 5, 2020、SOHR, September 5, 2020などをもとに作成。

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ロシア・トルコ軍はイドリブ県で2度目となる合同演習を実施(2020年9月5日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから183日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のイフスィム町、カフル・ウワイド村、スフーフン村を砲撃、フライフィル村一帯で両者が交戦した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置されている当事者和解調整センターのエフニギー・ポリャコフ副センター長は声明を出し、ロシア軍とトルコ軍が2度目となる合同演習を実施したと発表した。

ポリャコフ副センター長によると、合同演習は、アレッポ市とラタキア市を結ぶM4高速道路での両国軍合同パトロール部隊に対する反体制武装集団の攻撃を想定して行われた。

また、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約20輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(イドリブ県0件、ラタキア県1件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, September 5, 2020、ANHA, September 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 5, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 5, 2020、Reuters, September 5, 2020、SANA, September 5, 2020、SOHR, September 5, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民516人と国内避難民(IDPs)24人が新たにシリア政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は595,962人、2019年以降帰還したIDPsは66,320人に(2020年9月5日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月5日付)を公開し、9月4日に難民516人(うち女性155人、子供263人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民516人(うち女性155人、子供263人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は595,962人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者200,714人(うち女性60,354人、子ども101,092人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,705,117人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は825,242人(うち女性247,630人、子供420,583人)となった。

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一方、国内避難民24人が新たに帰宅した。

うちダマスカス郊外県東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは24人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所を経由して帰還した24人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は24人(うち女性6人、子供9人)だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は66,320人(うち女性23,115人、子供27,292人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,334,916人(うち女性405,674人、子供671,058人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 5, 2020をもとに作成。

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シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市で『シャルリ・エブド』による預言者ムハンマドの風刺画(再)掲載に抗議するデモ(2020年9月4日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市で、「アッラーの使徒を差し置いて」と銘打った抗議デモが行われ、フランスの週刊風刺新聞『シャルリ・エブド』による預言者ムハンマドの風刺画掲載に抗議し、イスラーム世界との連帯を呼びかけた。

抗議デモは、9月2日に『シャルリ・エブド』襲撃事件(2015年1月7日)の裁判が始まったのに合わせて、同日付同紙が預言者ムハンマドの風刺画を再掲載したのを受けたもの。

デモ参加者は、思想信条の自由を訴え、宗教・宗派対立を煽る「過激派」の処罰を求めた。

AFP, September 4, 2020、ANHA, September 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 4, 2020、Reuters, September 4, 2020、SANA, September 4, 2020、SOHR, September 4, 2020などをもとに作成。

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ハサカ県マアバダ町近郊の村人がロシア軍の基地建設に反対(2020年9月4日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ国境沿いに位置するマアバダ(カルキールキー)町近郊のハヤーカー村、下サルマサーフ村の郊外に宿営するロシア軍のテント前で、住民がロシア軍による基地建設反対を訴え、基地建設の決定を撤回するよう求めた。

AFP, September 4, 2020、ANHA, September 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 4, 2020、Reuters, September 4, 2020、SANA, September 4, 2020、SOHR, September 4, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がラッカ県を砲撃(2020年9月4日)

ラッカ県では、ANHA(9月4日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・アブヤド市近郊のアフダクー村、クーバルラク村、ビール・アラブ村、カズアリー村、クールファリー村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のジンディールス町近郊のクージャマーン村とアシュカーン村で国民軍に所属するイスラーム軍とヌールッディーン・ザンキー運動が、住居の分配をめぐって対立し、交戦となった。

AFP, September 4, 2020、ANHA, September 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 4, 2020、Reuters, September 4, 2020、SANA, September 4, 2020、SOHR, September 4, 2020などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の支配下のダイル・ザウル県で混乱が続く一方、ハサカ県ではSANAがシリア民主軍による学校接収を批判(2020年9月4日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が北・東シリア自治局の支配下のブサイラ市で9月6日から外出禁止令を発出すると拡声器を通じて住民に告知した。

同市ではまた、シリア民主軍が男性1人をひき逃げした。

ひき逃げされた男性は重傷を負った。

このほか、ザッル村で内務治安部隊(アサーイシュ)の車に仕掛けられた爆弾が爆発し、隊員複数人が負傷した。

一方、北・東シリア自治局の支配下のアズバ村では抗議デモが行われ、米主導の有志連合に対して、シリア軍と「イランの民兵」を排除するよう求めた。

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SANA(9月4日付)は、シリア民主軍がハサカ県内の小中高校など213の教育施設のうち137施設を接収し、住民の教育の機会を奪い、独自のカリキュラムを準備、生徒に分離主義思想を押しつけようとしていると伝えた。

AFP, September 4, 2020、ANHA, September 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 4, 2020、Reuters, September 4, 2020、SANA, September 4, 2020、SOHR, September 4, 2020などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で68人、北・東シリア自治局支配地域で15人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で5人(2020年9月4日)

保健省は政府支配地域で新たに68人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者17人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、9月4日現在の同地での感染者数は計3,041人、うち死亡したのは127人、回復したのは698人となった。

SANA(9月4日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに15人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者12人が完治したと発表した。

これにより、9月4日現在の同地での感染者数は計624人、うち死亡したのは40人、回復したのは158人となった。

新規感染者の内訳は、ハサカ県のハサカ市3人、カフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市4人、ダルバースィーヤ市1人、マアバダ(カルキールキー)町1人、マーリキーヤ(ダイリーク)市3人、アレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市1人、ダイル・ザウル県2人。

ANHA(9月4日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で9月4日に新たに5人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、2人が完治したと発表した。

これにより、同地での感染者数は計99人、うち回復したのは66人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1375758415962379/

AFP, September 4, 2020、ACU, September 4, 2020、ANHA, September 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 4, 2020、Reuters, September 4, 2020、SANA, September 4, 2020、SOHR, September 4, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県とアレッポ県でシリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦(2020年9月4日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから182日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がサラーキブ市一帯で交戦し、トルコ軍がシリア政府支配下の同地一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

「決戦」作戦司令室もシリア政府の支配下にあるダール・カビーラ村、カフルナブル市を砲撃した。

一方、「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村近郊ではシリア軍兵士2人が地雷の爆発に巻き込まれて死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がカフルタアール村一帯で交戦した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、前日に続いてダルアー市ダルアー・バラド地区で、住民数十人が抗議デモを行い、当局によって拘束された逮捕者の消息究明を要求した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を12件(イドリブ県7件、ラタキア県4件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, September 4, 2020、ANHA, September 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 4, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 4, 2020、Reuters, September 4, 2020、SANA, September 4, 2020、SOHR, September 4, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民453人と国内避難民(IDPs)3人が新たにシリア政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は595,446人、2019年以降帰還したIDPsは66,296人に(2020年9月4日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(9月4日付)を公開し、9月3日に難民453人(うち女性136人、子供231人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民453人(うち女性136人、子供231人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は595,446人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者200,198人(うち女性60,199人、子ども101,829人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,705,117人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は824,726人(うち女性247,475人、子供420,320人)となった。

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一方、国内避難民3人が新たに帰宅した。

うちダマスカス郊外県東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは3人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所を経由して帰還した3人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は3人(うち女性1人)だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は66,296人(うち女性23,109人、子供27,281人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,334,892人(うち女性405,668人、子供671,047人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 4, 2020をもとに作成。

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ハマー県北西部ビーラト・ジュルド村の植林地で火災発生(2020年9月3日)

ハマー県では、SANA(9月3日付)によると、県北西部のミスヤーフ郡ワーディー・ウユーン区のビーラト・ジュルド村の農地で発生した火事が植林地に拡がり、県の消防隊と民間防衛隊が消火活動にあたった。

 

AFP, September 3, 2020、ANHA, September 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 3, 2020、Reuters, September 3, 2020、SANA, September 3, 2020、SOHR, September 3, 2020などをもとに作成。

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ヒズブッラーがシリアからメンバー2,500人を撤退させる(2020年9月3日)

アラビーヤ・チャンネル(9月3日付)は、レバノンのベカーア県の複数の情報筋の話として、レバノンのヒズブッラーが最近になってシリア各地に展開させているメンバー2,500人以上を撤退させたと伝えた。

ヒズブッラーは通常、20日ごとにシリアに駐留するメンバーを交代させているが、今回の撤退はこうした通常の人員交代とは異なっているという。

撤退の理由は明らかではないが、8月4日にベイルート港で発生した大規模爆発による経済的な圧力、あるいは国際社会や国民からの圧力を受けたものと考えられるという。

AFP, September 3, 2020、Alarabia, September 3, 2020、ANHA, September 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 3, 2020、Reuters, September 3, 2020、SANA, September 3, 2020、SOHR, September 3, 2020などをもとに作成。

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