ヒズブッラーのナスルッラー書記長はエルサレムをイスラエルの首都として承認したトランプ米大統領の決定を拒否、アラブ・イスラーム諸国に対立を解消し、インティファーダを行うよう呼びかける(2017年12月7日)

ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は「愛すべきパレスチナは解放される」と題してテレビ演説を行い、ドナルド・トランプ米大統領が6日にエルサレムをイスラエルの首都として承認したことを非難し、「パレスチナのための新たなインティファーダ」を呼びかけた。

ナスルッラー書記長は以下の通り述べた。

「エルサレムに関するトランプの決定は新たなバルフォア宣言だ。だが、我々はほどなく、そのことの重要性をみくびるアラブの声を耳にするだろう」。

「イスラエルは、アラブ諸国、欧州、ロシア、中国が何を言おうと気にしない。米国の姿勢にだけ関心がある」。

「イスラエル人どもはこれまで限られた数の入植地しか建設していなかったが、今後は無制限の建設プロセスを目の当たりにすることになるだろう」。

「アクサー・モスクが危機にある。朝目覚めて、アクサー・モスクが破壊されていることに気づく日が来ても、驚くべきことではなくなっている」。

「パレスチナ問題の運命は危機に瀕している…。トランプはパレスチナ問題は終わったなどと言っている。和平交渉が行われると信じている連中は彼の言葉に注意を払うべきだ」。

「すべてのパレスチナ人は東エルサレムが彼らの国家の首都となるべきだという点で合意している。米国はこれを拒否したのだ」。

「すべてのアラブ・イスラーム諸国は米国大使を呼び出し、トランプの決定に対する正式な抗議文を手渡すべきだ…。米国人はプラグマテックで、自分たちの利益のためにしか動かない。だから、彼らに圧力をかけることは有益且つ有効だ…」。

「アラブ連盟、イスラーム協力機構に呼びかけたい。エルサレムをパレスチナ国家の永遠の首都と宣言する決議を発することを…。パレスチナのための新たなインティファーダを行うべきだ」。

「我々はアラブ・ムスリム諸国政府、そしてアラブ・イスラーム世界の人々に、内戦や紛争を終息させるよう呼びかけたい」。

「25日月曜日に、ベイルート郊外ダーヒヤ地区で大規模連帯集会を行う…。男性、女性、若者、老人、ダーヒヤ、ベイルート、そして参加を希望する人々に呼びかけたい…。私はパレスチナ人民、とりわけ今後街頭や広場で抗議活動を行う人々に敬意を表する。彼らは第一防衛線であり、我々はみな彼らと連帯しなければならない」。

「我々は一つの民族だ。この脅威をチャンスに変え、この危機を成果に変える能力がある。我々はこの状況を我々の勝利、そして敵の敗北へと変えることができる」。

Naharnet, December 7, 2017

AFP, December 7, 2017、ANHA, December 7, 2017、AP, December 7, 2017、ARA News, December 7, 2017、Champress, December 7, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 7, 2017、al-Hayat, December 8, 2017、al-Mada Press, December 7, 2017、Qanat al-Manar, December 7, 2017、Naharnet, December 7, 2017、NNA, December 7, 2017、Reuters, December 7, 2017、SANA, December 7, 2017、UPI, December 7, 2017などをもとに作成。

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レバノンのアウン大統領とハリーリー首相はともにエルサレムをイスラエルの首都として承認したトランプ米大統領の決定を拒否(2017年12月6日)

レバノンのミシェル・アウン大統領とサアド・ハリーリー首相は、ドナルド・トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都として承認したと発表したことを批判した。

アウン大統領はツイッターを通じて「地域における和平プロセスのスポンサーである米国の信用を奪う危険な決定だ…。この決定はパレスチナ・イスラエル和平プロセスを何十年も後退させ、両者を和解させようとするあらゆる試みを破壊するものだ…。米国の決定によって、地域、さらには世界全体の安定が脅かされるかもしれない」と述べた。

ハリーリー首相は、「アラブ世界は…地域を危険に曝すトランプ大統領の決定を拒否している…。レバノンはこの決定を遺憾に思い、拒否する。レバノンは今日から、パレスチナ人民ともっとも強く連帯し、エルサレムを首都とする独立国家樹立に向けた彼らの権利を支持すると宣言する」と述べた。

ナハールネット(12月6日付)が伝えた。

al-Durar al-Shamiya, December 6, 2017

AFP, December 6, 2017、ANHA, December 6, 2017、AP, December 6, 2017、ARA News, December 6, 2017、Champress, December 6, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 6, 2017、al-Hayat, December 7, 2017、al-Mada Press, December 6, 2017、Naharnet, December 6, 2017、NNA, December 6, 2017、Reuters, December 6, 2017、SANA, December 6, 2017、UPI, December 6, 2017などをもとに作成。

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レバノンのハリーリー首相は辞意を正式に撤回(2017年12月5日)

レバノンのサアド・ハリーリー首相は、サウジアラビア訪問中の11月4日に突如表明した辞意を撤回すると正式に表明した。

撤回発表は、緊急閣議(ミシェル・アウン大統領が議長)での決定を受けたもの。

ハリーリー首相は、記者団を前にして読み上げた声明のなかで、「内閣は首相が辞意を撤回したことに謝意を示している」と述べた。

Naharnet, December 5, 2017

AFP, December 5, 2017、ANHA, December 5, 2017、AP, December 5, 2017、ARA News, December 5, 2017、Champress, December 5, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 5, 2017、al-Hayat, December 6, 2017、al-Mada Press, December 5, 2017、Naharnet, December 5, 2017、NNA, December 5, 2017、Reuters, December 5, 2017、SANA, December 5, 2017、UPI, December 5, 2017などをもとに作成。

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アサド大統領はハリーリー首相が任命したザヒーヤー・レバノン新大使と会談(2017年11月23日)

アサド大統領は、ヨルダンのサアド・ハリーリー首相が10月29日に駐シリア・レバノン大使に任命し、首都ダマスカスに着任したサアド・ザヒーヤー氏(前外務省事務財務局長)の信任状捧呈式に出席、その後同氏と面談した。

式にはワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣(兼副首相)らも同席した。

SANA(11月23日付)が伝えた。

SANA, November 23, 2017

AFP, November 23, 2017、ANHA, November 23, 2017、AP, November 23, 2017、ARA News, November 23, 2017、Champress, November 23, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 23, 2017、al-Hayat, November 24, 2017、al-Mada Press, November 23, 2017、Naharnet, November 23, 2017、NNA, November 23, 2017、Reuters, November 23, 2017、SANA, November 23, 2017、UPI, November 23, 2017などをもとに作成。

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アウン大統領はハリーリー首相と会談し、辞職受理を固辞(2017年11月22日)

21日に帰国したサアド・ハリーリー首相は、大統領宮殿でミシェル・アウン大統領と会談し、自らの辞意表明に対する説明を行った。

会談後、ハリーリー首相は「大統領と私の辞職について協議した。大統領は私の辞職を受理する前に…協議を続けさせて欲しいと猶予を求めてきた…。アウン大統領が私に示してくれた好意に感謝したい…。またすべてのレバノン国民に謝意を示したい…。憲法を遵守するナビーフ・ビッリー国民議会議長にも謝意を表明したい」と述べた。

ナハールネット(11月22日付)が伝えた。

AFP, November 22, 2017

AFP, November 22, 2017、ANHA, November 22, 2017、AP, November 22, 2017、ARA News, November 22, 2017、Champress, November 22, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 22, 2017、al-Hayat, November 23, 2017、al-Mada Press, November 22, 2017、Naharnet, November 22, 2017、NNA, November 22, 2017、Reuters, November 22, 2017、SANA, November 22, 2017、UPI, November 22, 2017などをもとに作成。

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ハリーリー首相が3週間ぶりにレバノンに帰国、エジプトのスィースィー大統領とサウジアラビアとイランの緊張関係から距離を置く必要があることを確認(2017年11月21日)

サウジアラビア訪問中の11月4日に突如辞意を表明し、一時は首都リヤドに軟禁されていると報じられたサアド・ハリーリー首相が、フランスを発ち、エジプトとキプロスを経て、21日晩にベイルートのラフィーク・ハリーリー国際空港に到着した。

エジプトでは首都カイロで、アブドゥルファッターフ・スィースィー大統領と会談、中東地域におけるサウジアラビアとイランの緊張関係から距離を置く必要があることで見解が一致した。

エジプト大統領府の声明によると、両者はレバノンのすべての当事者がコンセンサスに達し、外国の内政干渉を拒否する必要がある点で合意したという。

ナハールネット(11月21日付)が伝えた。

Naharnet, November 21, 2017

AFP, November 21, 2017、ANHA, November 21, 2017、AP, November 21, 2017、ARA News, November 21, 2017、Champress, November 21, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 21, 2017、al-Hayat, November 22, 2017、al-Mada Press, November 21, 2017、Naharnet, November 21, 2017、NNA, November 21, 2017、Reuters, November 21, 2017、SANA, November 21, 2017、UPI, November 21, 2017などをもとに作成。

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レバノンのアウン大統領「ハリーリー首相はサウジで拘束されている」、バハー・ハリーリー氏「ヒズブッラーがレバノンを支配しようとしている」(2017年11月15日)

レバノンのミシェル・アウン大統領は、4日に訪問先のサウジアラビアで突如として辞意を表明したサアド・ハリーリー首相に関して、サウジアラビアで拘束されていると判断せざるを得ないとの見方を示した。

アウン大統領は、帰国の意思を表明しているハリーリー首相が「12日経っても帰国できないでいることは何によっても正当化できない。我々は彼が外交関係に関するウィーン条約に反して、拘束されていると考えている」と述べた。

ナハールネット(11月15日付)が伝えた。

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サアド・ハリーリー首相の兄でラフィーク・ハリーリー財団を率いるビジネスマンのバハー(バハーッディーン)・ハリーリー氏は、4日の首相辞意表明以降初めて公式のコメントを発表し、「ヒズブッラーはレバノンを支配しようとしている」と批判する一方、「数十年にわたるサウジアラビアのレバノンへの支援」に謝意を示した。

AP(11月15日付)が伝えた。

AFP, November 15, 2017、ANHA, November 15, 2017、AP, November 15, 2017、ARA News, November 15, 2017、Champress, November 15, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 15, 2017、al-Hayat, November 16, 2017、al-Mada Press, November 15, 2017、Naharnet, November 15, 2017、NNA, November 15, 2017、Reuters, November 15, 2017、SANA, November 15, 2017、UPI, November 15, 2017などをもとに作成。

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ヒズブッラーのナスルッラー書記長「ハリーリー首相辞任の理由はサウジ国内にある」(2017年11月5日)

ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は、マナール・チャンネル(11月5日付)を通じて演説を行い、4日に滞在先のサウジアラビアで辞意を表明したサアド・ハリーリー首相に関して、「ハリーリー首相を辞任に追いやるような理由はレバノン国内にはない。理由はサウジアラビア国内に求められねばならない」と述べた。

ナスルッラー書記長はそのうえで「おそらく、サウジアラビア国内での王子どうしの権力争いの結果、あるいは金銭絡みの争いごとの結果だろう。つまり、ハリーリー首相はサウジアラビアを統治する王族内の誰かによって粛清されたのだろう。あるいはサウジアラビアが彼の仕事に満足せず、サウジアラビアの政策に文字通り忠実な別の人間を首相にすげ替えたいのだろう」と述べた。

AFP, November 5, 2017、ANHA, November 5, 2017、AP, November 5, 2017、ARA News, November 5, 2017、Champress, November 5, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 5, 2017、al-Hayat, November 6, 2017、al-Mada Press, November 5, 2017、Naharnet, November 5, 2017、NNA, November 5, 2017、Qanat al-Manar, November 5, 2017、Reuters, November 5, 2017、SANA, November 5, 2017、UPI, November 5, 2017などをもとに作成。

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レバノンのサアド・ハリーリー首相は滞在先のサウジアラビアでイランを批判し辞意を表明(2017年11月4日)

レバノンのサアド・ハリーリー首相は滞在先のサウジアラビアからアラビーヤ・チャンネル(11月4日付)を通じて声明を出し、辞意を表明した。

ハリーリー首相は声明のなかで「イランがレバノン、シリア、イラク、バーレーン、イエメンといったアラブ諸国の内政に干渉している…。イランはアラブ世界を破壊しようとしている」と非難、「中東地域におけるイランの(介入の)手は断ち切られるだろう」と述べた。

一方、ヒズブッラーについては「レバノン人やシリア人に対してヒズブッラーが武器を使用することを拒否する…。ヒズブッラーの干渉が周辺アラブ諸国との問題をもたらしている…。ヒズブッラーは武力を駆使してレバノンの現状を押しつけた」と非難した。

そのうえで「我々は、ラフィーク・ハリーリー元首相暗殺直前と同じような忌まわしい空気のなかにある。私の命を狙った企みを感じた」と述べ、自らの暗殺が計画されていることを示唆した。

これに関して『ハヤート』(11月5日付)は、複数の消息筋の話として、西側の信頼できる高官からハリーリー首相に対して、暗殺計画があると直接伝えられたと報じた。

al-Hayat, November 5, 2017

AFP, November 4, 2017、Alarabia, november 4, 2017、ANHA, November 4, 2017、AP, November 4, 2017、ARA News, November 4, 2017、Champress, November 4, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 4, 2017、al-Hayat, November 5, 2017、al-Mada Press, November 4, 2017、Naharnet, November 4, 2017、NNA, November 4, 2017、Reuters, November 4, 2017、SANA, November 4, 2017、UPI, November 4, 2017などをもとに作成。

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レバノンのハリーリー首相、「化学兵器を使用したアサド政権」支配下のシリア駐在大使を新たに任命(2017年10月29日)

レバノンのサアド・ハリーリー首相は、サアド・ザヒーヤー氏(外務省事務財務局長)を駐シリア・レバノン大使に新たに任命し、シリア政府にその旨通知した。

駐シリア大使は、ミシェル・フーリー氏が務めていた。

この人事に関して、アシュラフ・リーフィー法務大臣はツイッターのアカウントを通じて、「アラブ連盟を追放された「化学兵器政権」のもとでのレバノン大使の任命は…レバノンをさらに孤立させる」、「(シリア政府が派遣している在レバノン・シリア)大使を追放するのではなく、政府はイランの要請を受けて、シリア政府と関係正常化に向けて進んでいる。これはレバノンの国益やアラブ諸国との関係に打撃を与えることになる」と批判した。

ドゥラル・シャーミーヤ(10月29日付)が伝えた。

al-Durar al-Shamiya, October 29, 2017

AFP, October 29, 2017、ANHA, October 29, 2017、AP, October 29, 2017、ARA News, October 29, 2017、Champress, October 29, 2017、al-Durar al-Shamiya, October 29, 2017、al-Hayat, October 30, 2017、Kull-na Shuraka’, October 29, 2017、al-Mada Press, October 29, 2017、Naharnet, October 29, 2017、NNA, October 29, 2017、Reuters, October 29, 2017、SANA, October 29, 2017、UPI, October 29, 2017などをもとに作成。

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イラク人民動員隊代表団がドゥルーズ派の研究センターを訪問(2017年9月5日)

イラクの人民動員隊の一つヌジャバー運動の代表団が、ダマスカス郊外県ジャルマーナー市を訪問し、タウヒード(ドゥルーズ)研究調査センターのラビーア・ザフルッディーン所長と会談した。

クッルナー・シュラカー(9月5日付)によると、ヌジャバー運動の代表団は3月と5月にもシリアを訪問し、スワイダー県でドゥルーズ派のシャイフ・アクルと面談している。

Kull-na Shuraka’, September 5, 2017

AFP, September 5, 2017、AP, September 5, 2017、ARA News, September 5, 2017、Champress, September 5, 2017、al-Hayat, September 6, 2017、Kull-na Shuraka’, September 5, 2017、al-Mada Press, September 5, 2017、Naharnet, September 5, 2017、NNA, September 5, 2017、Reuters, September 5, 2017、SANA, September 5, 2017、UPI, September 5, 2017などをもとに作成。

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ヒズブッラーのナスルッラー書記長「シリア・レバノン国境地帯でのダーイシュ掃討はシリアとの協力に基づく第2の解放で、米国とイスラエルは自らの計画の失敗に憤慨している」(2017年8月31日)

ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は、レバノンの首都ベイルート郊外ダーヒヤで催された「第2の解放記念祭」でビデオ・メッセージを発し、レバノン・シリア国境からダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構(旧ヌスラ戦線)を完全放逐し、同地を解放するという目的を達成したことを表明、アサド大統領をはじめとするシリア指導部、シリア軍、そしてシリア国民に謝意を示した。

SANA, August 31, 2017

メッセージのなかでナスルッラー書記長は「レバノン領内にいたテロリストに対する我々の勝利をもって、我々は第2の解放記念日とすることを宣言する…。米国、イスラエルは地域における彼らの計画が失敗したことに憤慨している…。シリア・レバノン国境沿いにいたテロリストは、両国を真に脅かす拠点を築いていた。それゆえ、我々はシリア側からテロリストと対峙した」と述べた。

また「我々は首尾一貫してこの戦いにおけるシリア・アラブ軍の犠牲を高く評価している…。彼らは、フライタ村無人地帯、ジャラージール村無人地帯、カーラ市無人地帯を解放を求める我々の要請を受けて、レバノンのために戦ってくれた。シリアの指導部にとってそれが現下の最優先課題ではなかったにもかかわらずだ…。私はアサド大統領のもとを訪れ、彼にジャッルード解放の戦いに介入し、拉致されているレバノン軍兵士の消息を突き止めて欲しいと要請した」と続けた。

そのうえで「(レバノン・シリア国境の)無人地帯解放に向けた戦いと、シリア、イラクで行われているダーイシュ(イスラーム国)との戦いを分けることはできない」と強調した。

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一方、ナスルッラー書記長はこれに先立って声明を出し、シリア軍、レバノン軍、ヒズブッラーが国境地帯でダーイシュと停戦し、その戦闘員と家族をダイル・ザウル県に退去させることで合意したことへのイラク政府、米国の批判に反論した。

AFP, August 31, 2017、AP, August 31, 2017、ARA News, August 31, 2017、Champress, August 31, 2017、al-Hayat, September 1, 2017、Kull-na Shuraka’, August 31, 2017、al-Mada Press, August 31, 2017、Naharnet, August 31, 2017、NNA, August 31, 2017、Reuters, August 31, 2017、SANA, August 31, 2017、UPI, August 31, 2017などをもとに作成。

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イラクのアバーディー首相は、戦闘員退去を骨子とするヒズブッラーとダーイシュの停戦合意を「受け入れられない」と非難(2017年8月29日)

イラクのハイダル・アバーディー首相は、毎週定例のプレス向けのブリーフィングで、シリアのダマスカス郊外県西カラムーン地方およびレバノンのベカーア県バアルベック郡で活動を続けてきたダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員と家族のダイル・ザウル県方面への退去をヒズブッラーがダーイシュと交わしたことに関して、「その決定は受け入れられない。イラクにとっては拒否されるべきだ。イラクはダーイシュを排除しようとしているのではなく、完全に根絶しようとしている」と述べた。

AFP, August 29, 2017、AP, August 29, 2017、ARA News, August 29, 2017、Champress, August 29, 2017、al-Hayat, August 30, 2017、Kull-na Shuraka’, August 29, 2017、al-Mada Press, August 29, 2017、Naharnet, August 29, 2017、NNA, August 29, 2017、Reuters, August 29, 2017、SANA, August 29, 2017、UPI, August 29, 2017などをもとに作成。

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ヒズブッラー、シリア軍との停戦合意に従い、シリア・レバノン国境から退去したダーイシュ戦闘員とその家族がダイル・ザウル県に到着(2017年8月29日)

ヒズブッラーの中央戦争広報局は、28日にレバノンのベカーア県バアルベック郡ラアス・バアルベック村無人地帯とシリアのダマスカス郊外県西カラムーン地方カーラ市無人地帯で活動を続けてきたダーイシュ(イスラーム国)戦闘員とその家族合わせて約300人を乗せたバスが、シリア軍によって最近解放されたヒムス県スフナ市東部のフマイマ村近郊の砂漠地帯に設置された身柄引き渡し場所に到着したと発表した。

戦闘員らはその後ダイル・ザウル県内に移送されたという。

AFP, August 29, 2017、AP, August 29, 2017、ARA News, August 29, 2017、Champress, August 29, 2017、al-Hayat, August 30, 2017、Kull-na Shuraka’, August 29, 2017、al-Mada Press, August 29, 2017、Naharnet, August 29, 2017、NNA, August 29, 2017、Reuters, August 29, 2017、SANA, August 29, 2017、UPI, August 29, 2017などをもとに作成。

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シリア・レバノン国境地帯で活動を続けてきたダーイシュ戦闘員とその家族がシリア軍、レバノン軍、ヒズブッラーとの停戦合意を受けてダイル・ザウル県方面に退去(2017年8月28日)

ダマスカス郊外県では、SANA(8月28日付)によると、シリア軍とヒズブッラーが西カラムーン地方のカーラ市無人地帯で活動を続けてきたダーイシュ(イスラーム国)と停戦に合意したことを受け、ダーイシュ戦闘員とその家族合わせて数百人が、シリア政府によって用意された大型バスに分乗し、ダーイシュが依然支配を続けるダイル・ザウル県ブーカマール市方面に退去した。

『ハヤート』(8月29日付)によると退去したのは約300人。

SANA, August 28, 2017

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『ハヤート』(8月29日付)によると、またレバノンのベカーア県バアルベック郡ラアス・バアルベック村無人地帯、カーラ村無人地帯で活動を続けてきたダーイシュの戦闘員も、アルサール村を経由して、西カラムーン地方側の戦闘員らとともにダイル・ザウル県ブーカマール市方面に退去した。

Reuters, August 28, 2017

AFP, August 28, 2017、AP, August 28, 2017、ARA News, August 28, 2017、Champress, August 28, 2017、al-Hayat, August 29, 2017、Kull-na Shuraka’, August 28, 2017、al-Mada Press, August 28, 2017、Naharnet, August 28, 2017、NNA, August 28, 2017、Reuters, August 28, 2017、SANA, August 28, 2017、UPI, August 28, 2017などをもとに作成。

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シリア軍とヒズブッラーはダマスカス郊外県西カラムーン地方のダーイシュ戦闘員を退去させることでダーイシュと停戦、レバノン軍もベカーア県バアルベック郡で同様の合意に向けて戦闘を停止(2017年8月27日)

ダマスカス郊外県では、SANA(8月27日付)がシリア軍消息筋の話として、ヒズブッラーや予備部隊とともに西カラムーン地方でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続してきたシリア軍が、ダーイシュと戦闘員を同地からシリア東部(ダイル・ザウル県方面)に退去させることで合意に達したと伝えた。

また、ヒズブッラーの中央戦争広報局は、ヒズブッラーとシリア軍が午前7時をもって、西カラムーン地方でのダーイシュとの停戦合意を発効し、戦闘を停止したと発表した。

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一方、西カラムーン地方に面するレバノン領側のラアス・バアルベック村無人地帯、カーラ村無人自体(ベカーア県バアルベック郡)でダーイシュに対する掃討作戦を継続していたレバノン軍も、ダーイシュとの停戦に向けた協議を開始、戦闘を停止した。

ロイター通信(8月26日付)が伝えた。

AFP, August 27, 2017、AP, August 27, 2017、ARA News, August 27, 2017、Champress, August 27, 2017、al-Hayat, August 28, 2017、Kull-na Shuraka’, August 27, 2017、al-Mada Press, August 27, 2017、Naharnet, August 27, 2017、NNA, August 27, 2017、Reuters, August 27, 2017、SANA, August 27, 2017、UPI, August 27, 2017などをもとに作成。

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シリア軍とヒズブッラーはダマスカス郊外県西カラムーン地方に残るダーイシュ支配地域の制圧を続ける(2017年8月24日)

ダマスカス郊外県では、SANA(8月24日付)によると、シリア軍がレバノンのレジスタンス(ヒズブッラー)とともに西カラムーン地方でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続し、カーラ市無人地帯のシュウバト・イスマーイール丘、ダフラト・アリー丘、マシュタカ通行所、大ワーディー・マガーラ高地、小ワーディー・マガーラ高地、シャーフート峰に違法に設置されていた通行所を制圧した。

なお、同地に隣接するレバノン領内のベカーア県バアルベック郡ラアス・バアルベック村無人地帯、カーア村無人地帯ではレバノン軍がダーイシュ掃討を目的とする「ジャッルード(無人地帯)の暁の戦い」を継続している。

AFP, August 24, 2017、AP, August 24, 2017、ARA News, August 24, 2017、Champress, August 24, 2017、al-Hayat, August 25, 2017、Kull-na Shuraka’, August 24, 2017、al-Mada Press, August 24, 2017、Naharnet, August 24, 2017、NNA, August 24, 2017、Reuters, August 24, 2017、SANA, August 24, 2017、UPI, August 24, 2017などをもとに作成。

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レバノン軍は東部国境地帯でダーイシュ掃討作戦を続行(2017年8月23日)

ベカーア県バアルベック郡ラアス・バアルベック村無人地帯、カーア村無人地帯でダーイシュ(イスラーム国)掃討を目的とする「ジャッルード(無人地帯)の暁の戦い」作戦を継続するレバノン軍は、ダーイシュから解放した国境地帯に部隊を展開させ、作戦の第4段階への準備を進めた。

ナハールネット(8月23日付)などが伝えた。

AFP, August 23, 2017、AP, August 23, 2017、ARA News, August 23, 2017、Champress, August 23, 2017、al-Hayat, August 23, 2017、Kull-na Shuraka’, August 23, 2017、al-Mada Press, August 23, 2017、Naharnet, August 23, 2017、NNA, August 23, 2017、Reuters, August 23, 2017、SANA, August 23, 2017、UPI, August 23, 2017などをもとに作成。

シリア軍とヒズブッラーはダマスカス郊外県西カラムーン地方でダーイシュ掃討戦を継続(2017年8月23日)

ダマスカス郊外県では、SANA(8月23日付)によると、シリア軍がレバノンのレジスタンス(ヒズブッラー)とともに西カラムーン地方ジャラージール村無人地帯でのダーイシュ(イスラーム国)掃討作戦を継続、マハービス丘、アックー丘、バフサート丘を制圧、マール通行所、シュウバト・バルドを射程圏内に収めた。

なお、同地に隣接するレバノン領内のベカーア県バアルベック郡ラアス・バアルベック村無人地帯、カーア村無人地帯ではレバノン軍がダーイシュ掃討を目的とする「ジャッルード(無人地帯)の暁の戦い」を継続している。

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ダルアー県で活動する革命軍は声明を出し、スライマーン・シャリーフ氏を司令官に任命したと発表した。

AFP, August 23, 2017、AP, August 23, 2017、ARA News, August 23, 2017、Champress, August 23, 2017、al-Hayat, August 24, 2017、Kull-na Shuraka’, August 23, 2017、August 24, 2017、al-Mada Press, August 23, 2017、Naharnet, August 23, 2017、NNA, August 23, 2017、Reuters, August 23, 2017、SANA, August 23, 2017、UPI, August 23, 2017などをもとに作成。

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シリア軍とヒズブッラーはダマスカス郊外県西カラムーン地方でダーイシュ掃討作戦を継続(2017年8月22日)

ダマスカス郊外県では、SANA(8月23日付)によると、シリア軍がレバノンのレジスタンス(ヒズブッラー)とともに西カラムーン地方ジャラージール村無人地帯でのダーイシュ(イスラーム国)掃討作戦を継続、シュウバト・サドル・バイト・バドラーン高地、ワーディー・シュウバト・ハラフーシュ、シュウバト・バッティーフ地区、マストバ地区を制圧した。

なお、同地に隣接するレバノン領内のベカーア県バアルベック郡ラアス・バアルベック村無人地帯、カーア村無人地帯ではレバノン軍がダーイシュ掃討を目的とする「ジャッルード(無人地帯)の暁の戦い」を継続している。

AFP, August 22, 2017、AP, August 22, 2017、ARA News, August 22, 2017、Champress, August 22, 2017、al-Hayat, August 23, 2017、Kull-na Shuraka’, August 22, 2017、al-Mada Press, August 22, 2017、Naharnet, August 22, 2017、NNA, August 22, 2017、Reuters, August 22, 2017、SANA, August 22, 2017、UPI, August 22, 2017などをもとに作成。

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レバノン軍はベカーア県バアルベック郡東部のダーイシュ支配地域120平方キロメートルのうちの100平方キロメートルを制圧(2017年8月22日)

ベカーア県バアルベック郡ラアス・バアルベック村、カーア村一帯でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦「ジャッルード(無人地帯)の暁の戦い」を継続中のレバノン軍は、戦略的要衝のラアス・カッフ一帯を制圧、ダーイシュの支配下にあった120平方キロメートルのうちの100平方キロメートルを制圧した。

ナハールネット(8月22日付)などが伝えた。

AFP, August 22, 2017、AP, August 22, 2017、ARA News, August 22, 2017、Champress, August 22, 2017、al-Hayat, August 23, 2017、Kull-na Shuraka’, August 22, 2017、al-Mada Press, August 22, 2017、Naharnet, August 22, 2017、NNA, August 22, 2017、Reuters, August 22, 2017、SANA, August 22, 2017、UPI, August 22, 2017などをもとに作成。

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レバノン軍、シリア軍、ヒズブッラーは国境地帯でのダーイシュ掃討作戦を継続(2017年8月21日)

ダマスカス郊外県では、SANA(8月21日付)によると、シリア軍地上部隊が同軍航空部隊およびレバノンの「レジスタンス」(ヒズブッラー)の支援を受け、西カラムーン地方でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続し、クルナト・シュウバト・アックー(標高2,364メートル)および同地一帯のジャラージール村無人地帯、クルナト・アジュルーン高地を制圧した。

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『ハヤート』(8月22日付)によると、レバノン軍はベカーア県バアルベック郡東部からのダーイシュ(イスラーム国)の掃討を目的とする「ジャッルード(無人地帯)の暁の戦い」を継続した。

AFP, August 21, 2017、AP, August 21, 2017、ARA News, August 21, 2017、Champress, August 21, 2017、al-Hayat, August 22, 2017、Kull-na Shuraka’, August 21, 2017、al-Mada Press, August 21, 2017、Naharnet, August 21, 2017、NNA, August 21, 2017、Reuters, August 21, 2017、SANA, August 21, 2017、UPI, August 21, 2017などをもとに作成。

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ヒズブッラーはダルアー県各所からの撤退を拒否し、駐留を続ける(2017年8月20日)

クッルナー・シュラカー(8月20日付)は、ダルアー県各所に展開するヒズブッラーの民兵が撤退を拒み、駐留を続けていると伝えた。

イブラーヒーム・ガザーリーを名乗る活動家によると、ヒズブッラーは、シリア政府支配下のダルアー市ダルアー・バラド地区各所のほか、カルファー村、イズラア市、シャイフ・マスキーン市に地元の武装集団とともに展開しているという。

AFP, August 20, 2017、AP, August 20, 2017、ARA News, August 20, 2017、Champress, August 20, 2017、al-Hayat, August 21, 2017、Kull-na Shuraka’, August 20, 2017、al-Mada Press, August 20, 2017、Naharnet, August 20, 2017、NNA, August 20, 2017、Reuters, August 20, 2017、SANA, August 20, 2017、UPI, August 20, 2017などをもとに作成。

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レバノンのベカーア県東部、シリアのダマスカス郊外県西カラムーン地方で、レバノン軍、シリア軍、ヒズブッラーによるダーイシュ掃討作戦続く(2017年8月20日)

ダマスカス郊外県では、SANA(8月20日付)によると、シリア軍がヒズブッラーと西カラムーン地方無人地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦w継続し、クルナト・シュウバト・カーディー、クルナト・マッド・マフバス、クルナト・タンム・ザウラーニー、ワーティヤート・ザムラーニ-、カッル・アリー遺跡、シュウバト・バイト・サリーム、西シュウバト・ズワイティーナを制圧した。

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レバノン軍は、ダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるベカーア県バアルベック郡ラアス・バールベック村、カーア村、ファーキハ村の解放に向けた「ジャッルード(無人地帯)の暁」の戦いを継続し、同地の丘陵地帯複数カ所を制圧した。

だが、レバノン軍の軍用車輌1台がアルサール村郊外の街道に敷設されていた地雷に触れて爆発、兵士3人が死亡した。

ナハールネット(8月20日付)、『ハヤート』(8月21日付)などが伝えた。

Naharnet, August 20, 2017

AFP, August 20, 2017、AP, August 20, 2017、ARA News, August 20, 2017、Champress, August 20, 2017、al-Hayat, August 21, 2017、Kull-na Shuraka’, August 20, 2017、al-Mada Press, August 20, 2017、Naharnet, August 20, 2017、NNA, August 20, 2017、Reuters, August 20, 2017、SANA, August 20, 2017、UPI, August 20, 2017などをもとに作成。

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レバノン軍もシリア・レバノン国境地帯のレバノン側でダーイシュ掃討作戦を開始(2017年8月19日)

レバノン軍は、ベカーア県バアルベック郡のラアス・バアルベック村、ファーキハ村、カーア村一帯のダーイシュ(イスラーム国)支配地域の解放に向け、「ジャッルード(無人地帯)の暁」の戦いと銘打った掃討作戦を開始した。

レバノン軍報道官のナズィーフ・ジュライフ大佐は、初日の戦闘で、レバノン軍がダーイシュの支配下にある地域の約3分の1にあたる30平方キロを解放、戦闘員20人を殺害したと発表した。

この戦闘で、レバノン軍にも10人の負傷者が出たという。

一方、作戦司令官のアリー・カーンスー准将は、時を同じくしてダマスカス郊外県西カラムーン地方でシリア軍とヒズブッラーが解放したダーイシュ掃討作戦との関係について、「連携はない」と述べた。

ARA News(8月19日付)、Naharnet(8月19日付)、『ハヤート』(8月20日付)などが伝えた。

Reuters, August 19, 2017

AFP, August 19, 2017、AP, August 19, 2017、ARA News, August 19, 2017、Champress, August 19, 2017、al-Hayat, August 20, 2017、Kull-na Shuraka’, August 19, 2017、al-Mada Press, August 19, 2017、Naharnet, August 19, 2017、NNA, August 19, 2017、Reuters, August 19, 2017、SANA, August 19, 2017、UPI, August 19, 2017などをもとに作成。

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シリア軍とヒズブッラーはシリア・レバノン国境地帯のシリア領側でダーイシュ掃討作戦を開始(2017年8月19日)

ダマスカス郊外県では、SANA(8月19日付)によると、シリア軍がレバノンの「愛国的レジスタンス」(ヒズブッラーのこと)の支援を受け、西カラムーン地方のカーラ市無人地帯(ジャッルード)およびジャラージール町無人地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を行い、同地の丘陵地帯および高地一帯(ワーディー・ファーッラ丘、シュウバト・マガーラ丘、カルナ丘、シュマイス・ダウワール・ハンジャル丘、スーキー丘、ワーディー・ダウワール・ハンジャル、シュマイス・ザムラーニー丘、スナーヤー・ハリーク丘、ワーディー・マスウード、ワーディー・アブー・フダイル、シュウバト・スルール丘、カブル・アルサーリー丘、アイラ遺跡)を制圧した。

SANA, August 19, 2017

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ヒズブッラーの中央戦争広報局も、シリア軍とともに西カラムーン地方の無人地帯をダーイシュから解放するための作戦を開始した、と発表した。

AFP, August 19, 2017、AP, August 19, 2017、ARA News, August 19, 2017、Champress, August 19, 2017、al-Hayat, August 20, 2017、Kull-na Shuraka’, August 19, 2017、al-Mada Press, August 19, 2017、Naharnet, August 19, 2017、NNA, August 19, 2017、Reuters, August 19, 2017、SANA, August 19, 2017、UPI, August 19, 2017などをもとに作成。

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レバノンを退去したシャームの民中隊(シャーム解放機構)の戦闘員およびその家族3,000人はダマスカスカス郊外県ルハイバ村に到着(2017年8月15日)

レバノンのベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外無人地帯でのヒズブッラーとシャームの民中隊およびシャーム解放機構の停戦合意に基づき、14日に大型旅客バス40台とシリア赤新月社の車輌14台に分乗してアルサール村郊外無人地帯を退去したシャームの民中隊戦闘員約400人とその家族約2,600人が、ダマスカス郊外県ルハイバ村に到着した。

クッルナー・シュラカー(8月15日付)が伝えた。

Kull-na Shuraka’, August 15, 2017
Kull-na Shuraka’, August 15, 2017
Kull-na Shuraka’, August 15, 2017
Kull-na Shuraka’, August 15, 2017
Kull-na Shuraka’, August 15, 2017

AFP, August 15, 2017、AP, August 15, 2017、ARA News, August 15, 2017、Champress, August 15, 2017、al-Hayat, August 15, 2017、Kull-na Shuraka’, August 15, 2017、al-Mada Press, August 15, 2017、Naharnet, August 15, 2017、NNA, August 15, 2017、Reuters, August 15, 2017、SANA, August 15, 2017、UPI, August 15, 2017などをもとに作成。

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レバノン東部のシャームの民中隊戦闘員ら3,000人がシリアのダマスカス郊外県東カラムーン地方に退去(2017年8月14日)

レバノンのベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外無人地帯でのヒズブッラーとシャームの民中隊およびシャーム解放機構の停戦合意に基づき、アルサール村郊外無人地帯で活動を続けてきたシャームの民中隊戦闘員約400人とその家族約2,600人が、シリア政府によって用意された大型旅客バス40台とシリア赤新月社の車輌14台に分乗し、シリアのダマスカス郊外県フライタ村を経由し、東カラムーン地方に向かった。

SANA(8月14日付)が伝えた。

SANA, August 14, 2017

AFP, August 14, 2017、AP, August 14, 2017、ARA News, August 14, 2017、Champress, August 14, 2017、al-Hayat, August 15, 2017、Kull-na Shuraka’, August 14, 2017、al-Mada Press, August 14, 2017、Naharnet, August 14, 2017、NNA, August 14, 2017、Reuters, August 14, 2017、SANA, August 14, 2017、UPI, August 14, 2017などをもとに作成。

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シャーム解放機構とヒズブッラーの停戦合意の一環としてシリア政府は女性24人を含む104人を釈放(2017年8月13日)

アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構の幹部ハーリド・ハーッジ・ハサン氏は、レバノンのベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外無人地帯およびシリアのダマスカス郊外県西カラムーン地方でのシャーム解放機構およびシャームの民中隊とヒズブッラーとの停戦合意に基づき、シリアの当局が拘置していた逮捕者(捕虜)104人(うち女性24人)を解放したことを明らかにした。

シャーム解放機構に近いイバー通信(8月13日付)が伝えた。

AFP, August 13, 2017、AP, August 13, 2017、ARA News, August 13, 2017、Champress, August 13, 2017、al-Hayat, August 14, 2017、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, August 13, 2017、Kull-na Shuraka’, August 13, 2017、al-Mada Press, August 13, 2017、Naharnet, August 13, 2017、NNA, August 13, 2017、Reuters, August 13, 2017、SANA, August 13, 2017、UPI, August 13, 2017などをもとに作成。

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ヒズブッラーはアルサール村およびフライタ村でのシャーム解放機構掃討作戦を完了(2017年8月3日)

マナール・チャンネル(8月3日付)は、レバノンのレジスタンス(ヒズブッラーの武装部隊)作戦司令室の話として、レバノン領内のベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外無人地帯およびシリア領のダマスカス郊外県西カラムーン地方のフライタ村無人地帯でヒズブッラーが行ってきた解放作戦は、同地で活動するシャーム解放機構を掃討し、当初の計画通りすべての目標を達成し、完了したと伝えた。

SANA, August 3, 2017

クッルナー・シュラカー(8月3日付)によると、シャーム解放機構メンバーとその家族を乗せた旅客バスの車列はアルサール村郊外を発ち、ヒムス県北部の反体制武装集団支配地域に到着した。

AFP, August 3, 2017、AP, August 3, 2017、ARA News, August 3, 2017、Champress, August 3, 2017、al-Hayat, August 4, 2017、Kull-na Shuraka’, August 3, 2017、al-Mada Press, August 3, 2017、Naharnet, August 3, 2017、NNA, August 3, 2017、Qanat al-Manar, August 3, 2017、Reuters, August 3, 2017、SANA, August 3, 2017、UPI, August 3, 2017などをもとに作成。

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