レバノンのアウン大統領とハリーリー首相はともにエルサレムをイスラエルの首都として承認したトランプ米大統領の決定を拒否(2017年12月6日)

レバノンのミシェル・アウン大統領とサアド・ハリーリー首相は、ドナルド・トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都として承認したと発表したことを批判した。

アウン大統領はツイッターを通じて「地域における和平プロセスのスポンサーである米国の信用を奪う危険な決定だ…。この決定はパレスチナ・イスラエル和平プロセスを何十年も後退させ、両者を和解させようとするあらゆる試みを破壊するものだ…。米国の決定によって、地域、さらには世界全体の安定が脅かされるかもしれない」と述べた。

ハリーリー首相は、「アラブ世界は…地域を危険に曝すトランプ大統領の決定を拒否している…。レバノンはこの決定を遺憾に思い、拒否する。レバノンは今日から、パレスチナ人民ともっとも強く連帯し、エルサレムを首都とする独立国家樹立に向けた彼らの権利を支持すると宣言する」と述べた。

ナハールネット(12月6日付)が伝えた。

al-Durar al-Shamiya, December 6, 2017

AFP, December 6, 2017、ANHA, December 6, 2017、AP, December 6, 2017、ARA News, December 6, 2017、Champress, December 6, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 6, 2017、al-Hayat, December 7, 2017、al-Mada Press, December 6, 2017、Naharnet, December 6, 2017、NNA, December 6, 2017、Reuters, December 6, 2017、SANA, December 6, 2017、UPI, December 6, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.