シリア民主軍は8月末から9月初めにかけてのアラブ系部族の蜂起に関与した14人を放免する一方、20人を新たに拘束(2023年10月4日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターは声明を出し、8月末から9月初めにかけてのダイル・ザウル軍事評議会とアラブ系部族による蜂起に関与し、シリア政府支配下のダイル・ザウル県のユーフラテス川西岸に逃亡していた14人が、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配地域にある社会復帰センターに出頭、放免となったと発表した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア民主軍の治安部隊がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるバフラ村、アブー・ハルドゥーブ村で強制捜査を行い、8月末から9月初めにかけてのダイル・ザウル軍事評議会とアラブ系部族による蜂起に加担したとされる約20人を拘束した。

AFP, October 4, 2023、ANHA, October 4, 2023、al-Durar al-Shamiya, October 4, 2023、‘Inab Baladi, October 4, 2023、Reuters, October 4, 2023、SANA, October 4, 2023、SOHR, October 4, 2023などをもとに作成。

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