スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続くなか、ドゥルーズ派のシャイフ・アクルのトップのヒクマト・ヒジュリー師は「人口動態の改悪」に警鐘を鳴らす(2023年10月4日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

デモには数十人が参加した。

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ドゥルーズ派のシャイフ・アクルのトップ(精神機構(シャイフ・アクル府)議長)を務めるヒクマト・ヒジュリー師は、アムラ村、マジュダル村の使節団との会談で、シリアで「人口動態の改悪」が行われており、それによって愛国心や宗教的な理念を完全が変化させられようとしていると述べ、警鐘を鳴らした。

 

AFP, October 4, 2023、ANHA, October 4, 2023、al-Durar al-Shamiya, October 4, 2023、‘Inab Baladi, October 4, 2023、Reuters, October 4, 2023、SANA, October 4, 2023、SOHR, October 4, 2023などをもとに作成。

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