レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗とイスラエル軍がレバノン南部・イスラエル北部で交戦を続ける(2023年11月11日)

レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は、レバノン南部・イスラエル北部での戦況について以下の通り声明を出した。









午前9時45分、ラーミーム陣地をロケット弾で攻撃し、確実な損害を与えた。

午前9時50分、ハドブ・ヤールーンのカルンティナ丘陵で歩兵部隊を攻撃し、確実な損害を与えた。

午後2時00分、ショメラ渓谷など集結するイスラエル軍に対して攻撃を加え、直接の損害を与えた。

午後3時00分、メトゥラ陣地の歩兵部隊をロケット弾などで攻撃し、直接の損害を与えた。

午後3時00分、イスラエル占領下のシャブアー農場(ナバティーヤ県マルジャアユーン郡)のレーダー・サイト2ヶ所、ザブディーン陣地を攻撃し、直接の損害を与えた。

午後4時00分、マーリキーヤ陣地を攻撃し、直接の損害を与えた。

午後10時55分、ハドブ・ブスターン陣地をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与えた。

午後11時30分、ジャルダーフ陣地を砲撃し、直接の損害を与えた。

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イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で以下の通り発表した。

午前11時22分、レバノン領から北部地区に飛翔体が飛来して、警報が発令された。またマルガリオット町に向けってロケット弾が撃ち込まれ、空き地に着弾、これに対してイスラエル軍はロケット弾発射地点に砲撃を加えた。

午後2時6分、レバノン領内のヒズブッラーのテロ・インフラに対して爆撃を加えるとともに、同国領内に砲撃を行った。

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NNA(11月11日付)は、イスラエル軍の無人航空機(ドローン)がレバノンとイスラエルの境界線から45キロ離れたナバティーヤ県ナバティーヤ郡のザフラーニー村一帯にも及んだと伝えた。

同通信社によると、ドローンの爆撃は同地のピックアップ・トラックを狙ったもので、幸い死傷者はなかったという。

AFP, November 11, 2023、ANHA, November 11, 2023、‘Inab Baladi, November 11, 2023、NNA, November 11, 2023、Qanat al-Manar, November 11, 2023、Reuters, November 11, 2023、SANA, November 11, 2023、SOHR, November 11, 2023などをもとに作成。

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