イドリブ県、アレッポ県などでのシャーム解放機構、「決戦」作戦司令室との戦闘でシリア軍兵士2人死亡(2024年1月4日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるカフルムース村近郊でシャーム解放機構がシリア軍兵士1人を狙撃、負傷させた。

シャーム解放機構はまた、カフルナブル市、ミラージャ村、カウカバー村を砲撃した。

一方、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、フライフィル村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村、カフル・タアール村、アブザムー村を砲撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室が県西部の第46中隊基地一帯を砲撃し、シリア軍の下士官1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がガーブ平原の灌漑計画地区一帯で砲撃戦を行った。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タファス市で住民が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク区で同区とタダームン区の軍事情報局の分所長を務める男性1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, January 4, 2024、ANHA, January 4, 2024、‘Inab Baladi, January 4, 2024、Reuters, January 4, 2024、SANA, January 4, 2024、SOHR, January 4, 2024、January 5, 2024などをもとに作成。

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