米軍所属と見られる戦闘機がイラク国境に面するシリア政府支配下のダイル・ザウル県ブーカマール市一帯を爆撃する一方、イラク・イスラーム抵抗は22日CONOCOガス田に2度目の攻撃を行ったと発表(2024年1月23日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米軍所属と見られる戦闘機1機が、イラク国境に面するシリア政府支配下のブーカマール市一帯を爆撃し、貯蔵施設などで複数回の爆発が確認された。

同監視団によると、爆撃は武器を輸送していた車輛などを狙ったもので、「イランの民兵」の外国人メンバー2人が死亡、3人が負傷した。

一方、イラク・イスラーム抵抗は午前0時47分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、22日にダイル・ザウル県のCONOCOガス田の米軍基地に対するロケット弾での2度目の攻撃を実施したと発表した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機2機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

AFP, January 23, 2024、ANHA, January 23, 2024、‘Inab Baladi, January 23, 2024、Reuters, January 23, 2024、SANA, January 23, 2024、SOHR, January 23, 2024などをもとに作成。

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