アサド大統領は、ムハンマド・アブドゥッサッタール・サイイド宗教関係大臣ほかイスラーム教法曹界の代表らと懇談した。
懇談のなかで、アサド大統領は、宗教問題かかる正しいアプローチを行うことで、社会と国家の安定と結束を強化するために宗教機関が果たす役割について指摘、過去数年間にすべてのウラマーが行ってきた努力の積み重ねが、社会のさまざまな階層において具体的な成果を生み出し、シリアの宗教機関とともに、思想、知識、宗教面で成熟していることが見て取れると述べた。
アサド大統領はまた、シリアの宗教機関がコーラン、ハディースを正しく理解することが、イスラーム教をアッラーがもたらしたかたちで人々に教えるうえで主要な役割を果たしているとしたうえで、イスラームには中庸のイスラームも過激なイスラームもなく、あるのは一つのイスラームのみで、それを過激化させるのは急進派だけだと述べた。
SANA(4月8日付)が伝えた。
AFP, April 8, 2024、ANHA, April 8, 2024、‘Inab Baladi, April 8, 2024、Reuters, April 8, 2024、SANA, April 8, 2024、SOHR, April 8, 2024などをもとに作成。
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