スワイダー県では、スワイダー24(7月10日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴えた。
**
ダルアー県では、シリア人権監視団によると、地元武装集団が、インヒル市にある総合情報部本部を包囲、首都ダマスカスで拘束された地元出身の女性を2時間以内に釈放するよう求めた。
シリア政府側が応じなかったため、地元武装集団がシリア軍の検問所複数ヵ所を攻撃、銃撃戦となった。
地元武装集団はまた、ナワー市やインヒル市にある軍事情報局の分所、ティーラ村の検問所などを重火器で攻撃した。
戦闘激化を受け、治安当局は拘束していた女性を釈放、事態は収束した。
なお、戦闘はマハッジャ町でも発生し、「マハッジャ革命家」を名乗る武装集団が軍事情報局所属の兵士1人を殺害した。
AFP, July 10, 2024、ANHA, July 10, 2024、‘Inab Baladi, July 10, 2024、Reuters, July 10, 2024、SANA, July 10, 2024、SOHR, July 10, 2024、Suwayda 24, July 10, 2024などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.