ロシアのセルゲイ・ナルイシキン対外情報庁(SVR)長官は、カザフスタンの首都アスタナで開催された独立国家共同体(CIS)加盟国の治安特殊任務代表らによる会議で講演し、そのなかで、ウクライナとシリアのテロリストとの交渉が、トルコの了承のもと、米国のCIAやDIA、英国のMI6の支援を受けて行われている、と述べた。
ナルイシキン長官によると、交渉はシリア北西部からウクライナへの過激派の移送について行われており、またウクライナがシャーム解放機構やトルキスタン・イスラーム党等に対して、攻撃型無人航空機や無人偵察機、装備品などを供与し、無人航空機の操作技術を教練していると批判した。
ナルイシキン長官はまた、米国が違法占領を続けるヒムス県のタンフ国境通行所の基地が「テロリスト教練所」と化しており、そこで米軍がダーイシュ(イスラーム国)などのジハード主義者メンバー500人に教練を施してきたと付言した。
RIAノーヴォスチ通信(10月8日付)などが伝えた。
AFP, October 8, 2024、ANHA, October 8, 2024、‘Inab Baladi, October 8, 2024、Reuters, October 8, 2024、RIA Novosti, October 8, 2024、SANA, October 8, 2024、SOHR, October 8, 2024などをもとに作成。
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