ジャラーリー首相は地震被災者支援国民基金の会合を開催し、補償の支払い、建物の再建に必要な所有者の同意(所有者の75%以上)が得られていない一部区画についての議論(2024年10月14日)

ムハンマド・ガーズィー・ジャラーリー首相は、地震被災者支援国民基金の会合を開催し、2023年2月に発生したトルコ・シリア大地震の被災者に対する同基金のこれまでの活動についての評価を行った。

会合では、地震で損害を受けた一部の区画において、補償の支払い、建物の再建に必要な所有者の同意(所有者の75%以上)が得られていないことについての議論が行われた。

基金はまた、公共事業住宅省に対して被災者用住居の建設に必要な費用を特定するよう指示した。

なお、基金の代表を務めるフィラース・カッラース氏は会合で、9月までの活動成果を披露した。

その内容は以下の通り。

支援総額:1340億シリア・ポンド(約13億4000万円)
支援申請が受理されたA、B、C群の被災者:1,386人(A、B、C群の被災者1,917人の86%)

SANA(10月14日付)が伝えた。

AFP, October 14, 2024、ANHA, October 14, 2024、‘Inab Baladi, October 14, 2024、Reuters, October 14, 2024、SANA, October 14, 2024、SOHR, October 14, 2024などをもとに作成。

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