シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県、アレッポ県、ラタキア県各所を自爆型無人航空機で攻撃(2024年11月6日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村、同村とアレッポ県カフル・ヌーラーン村を結ぶ街道で、民間の車輛複数台を自爆型無人航空機複数機で攻撃した。

シャーム解放機構は1機を撃墜したものの、爆発によって戦闘員1人が死亡した。

また、シャーム解放機構とともに「決戦」作戦司令室を主導する国民解放戦線に所属する解放建設運動のメンバー1人も死亡した。


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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるダーラト・イッザ市一帯、カフル・ヌーラーン村一帯、アスウース村一帯を自爆型無人航空機複数機で攻撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるナワーラ村を自爆型無人航空機複数機で攻撃した。

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シリア軍は、FPV型の四翼ヘリコプター・ドローンに改良を加え、航続距離を伸ばすとともに、本体にRPG弾を装着して攻撃に使用しており、6日には15機が投入されたという。

AFP, November 6, 2024、ANHA, November 6, 2024、‘Inab Baladi, November 6, 2024、Reuters, November 6, 2024、SANA, November 6, 2024、SOHR, November 6, 2024などをもとに作成。

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