SANA(11月15日付)は、首都ダマスカスのマッザ区がイスラエル軍の爆撃を受けたと伝えた。
シリア人権監視団、シャームFM(11月15日付)、サウト・アースィマ(11月15日付)などによると、標的となったのは、マッザ区に隣接するに隣接する南部環状道路沿いのアクラム・モスク近くのシリア軍第4師団の将兵らの集合住宅。
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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って151回(うち125回が航空攻撃、26回が地上攻撃)となり、これにより270あまりの標的が破壊され、軍関係者303人が死亡、262人が負傷した。
同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。
イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:55人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):86人
「イランの民兵」の外国人メンバー:27人
シリア軍将兵:62人
身元不明者:7人
パレスチナ・イスラーム聖戦機構関係者:10人
また、民間人も62人(うち子供12人、女性16人)が死亡、62人あまりが負傷している。
攻撃の県別内訳は以下の通りである。
ダマスカス県、ダマスカス郊外県:54回
ダルアー県:17回
ヒムス県:49回
クナイトラ県:16回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:3回
ハマー県:4回
スワイダー県:3回
ラタキア県:2回
イドリブ県:1回
AFP, November 15, 2024、ANHA, November 15, 2024、‘Inab Baladi, November 15, 2024、Reuters, November 15, 2024、SANA, November 15, 2024、SOHR, November 15, 2024などをもとに作成。
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