国連難民高等弁務官事務所(UNHCR):イスラエルのレバノン攻撃激化を受けて、レバノンからシリア北西部(イドリブ県、アレッポ県)に約3,000世帯が避難・帰還(2024年10月10日)

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はシリア北西部にかかる速報#3を発表し、イスラエルのレバノン攻撃激化を受けて、レバノンからシャーム解放機構の支配下にあるシリア北部西部」に避難したシリア人が約3,000人に達していると発表した。

彼らの多くは、トルコ占領下の「ユーフラテス盾」地域の拠点都市であるアレッポ県のジャラーブルス市一帯、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県のイドリブ市やアリーハー市一帯に身を寄せているという。

また、レバノンからシリア領内に避難した約1,000人が、地元当局(北・東シリア地域民主自治局、トルコ占領当局)が管理する通行所で、アレッポ北部への移動に向けて待機しているという。

なお、シリア北西部に避難したシリア人1世帯の人数は平均で5人、70%が女性と子どもだという。

AFP, October 10, 2024、ANHA, October 10, 2024、‘Inab Baladi, October 10, 2024、Reuters, October 10, 2024、SANA, October 10, 2024、SOHR, October 10, 2024などをもとに作成。

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