米国務省は移行プロセスが信頼できる、包摂的で、非宗派的な統治につながった場合、将来のシリア政府を認識し、全面的に支援すると発表(2024年12月10日)

米国務省は声明を出し、シリアでのアサド政権の崩壊に関して、移行プロセスが「信頼できる、包摂的で、非宗派的な統治」に繋がるべきだとしたうえで、透明性と説明責任の国際基準を満たし、国連安保理決議第2254号の原則に合致する必要があると表明した。

移行プロセスと新政府については、少数派の権利を完全に尊重することに明確にコミットし、人道支援がそれを必要とするすべての人々に届くよう促進し、シリアが「テロの拠点や近隣諸国への脅威」として利用されるのを防ぐ必要があると指摘した。

さらに、化学兵器や生物兵器のいかなる備蓄も安全に破壊することを保証するよう求めた。 また、シリアの未来を決めるのはシリア国民であり、すべての国が包括的で透明性のあるプロセスを支援することを約束し、「米国は、このプロセスから生まれる将来のシリア政府を認識し、全面的に支援する」と強調した。 」としています。

AFP, December 10, 2024、ANHA, December 10, 2024、‘Inab Baladi, December 10, 2024、Reuters, December 10, 2024、SANA, December 10, 2024、Sham FM, December 10, 2024、SOHR, December 10, 2024などをもとに作成。

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