ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構指導者でシリア軍事作戦局総司令部(「攻撃抑止」軍事作戦局)の部隊がムザイラア町一帯に部隊を展開させた。
部隊展開は前日に「前体制の残党」がムザイラア町でシャーム解放機構と共闘する国民解放戦線(シリア国民軍)所属のシャーム軍団の部隊を要撃、激しい戦闘の末にメンバー15人を殺害、多数を負傷させたことを受けたもの。
またラタキア市では、首都ダマスカスから来たと見られる覆面姿の武装集団が乗った車4台が、ファウズ社を強襲し、略奪を行うとともに、「旧体制のシャッビーハの残党」1人を連行した。
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ラタキア県では、シリア人権監視団が複数の地元筋の話として、旧政権の士官や「シャッビーハ」がカルダーハ市近郊の村々で住民と会合を開き、「アラウィー派の防衛」を名目として武装蜂起を促そうとしているとの情報があると発表した。
AFP, December 15, 2024、ANHA, December 15, 2024、‘Inab Baladi, December 15, 2024、Reuters, December 15, 2024、SANA, December 15, 2024、Sham FM, December 15, 2024、SOHR, December 15, 2024などをもとに作成。
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