シリア人権監視団は、アフマド・シャルア移行期政権が新たに創設したシリア軍に所属する第86師団(アブー・ハーティム・シャクラー司令官)が、読み書きすらできない者や、ダーイシュ(イスラーム国)の元メンバーなど、学歴や専門的経験を持たない人物が士官として登用され、シリア中部の住民の間で強い不満が生じていると発表した。
同監視団が確認した主な人事は以下の通り:
●アリー・ザッバーフ・アリー・ムハンマド・アキーディー:第86師団第3旅団の行政部門責任者に任命。
●アイハム・アブドゥルファッターフ・アブドッゥラー(アブー・ライス)が、第1大隊の兵站補給部門責任者に任命され、大佐に昇進。
●アブドゥッラー・ハマド・フナイディー・アキーディーが、第3旅団の作戦担当士官に任命され、大佐に昇進。
●トゥラード・マルーフ(アブー・ムギーラ):防空部門の参謀長に任命され、中佐の階級を与えられたが、初等教育すら修了していない。
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