シリア民主評議会はスワイダー県における危険な治安情勢、武装衝突、民間人に対する暴力の激化を非難(2025年7月22日)

シリア民主評議会は、フェイスブックを通じて声明を出し、スワイダー県における危険な治安情勢、武装衝突、民間人に対する暴力の激化を極めて深い懸念を表明、事態が国をさらなる危機へと導き、宗派間・地域間の内部崩壊を予兆するものであるとしたうえで、その背景には、政治的行き詰まりと包括的国家の不在があると非難した。

声明では、すべて敵対行動の即時停止と、透明かつ独立した調査の実施、加害者の無差別かつ公正な責任追及を求めるとともに、すべての民主的・国家的勢力が参加する包括的な国民対話の開始、そして移行期正義に基づく新たな政治的枠組みの策定を目的とした国民会議の開催を緊急に呼びかけ、独裁の終焉、分権的・多元的な民主主義体制を通じた国民全体の実質的な参画の保障を訴えた。

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ハサカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるカーミシュリー市の国連事務所前で、ジャーナリストおよび活動家ら数十人がスワイダー市での暴力と殺害に抗議し、平和を訴える連帯デモを実施した。

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