第62回ダマスカス国際博覧会の会場に常設の大規模礼拝所が開設:ダルアー県ブスラー・シャーム市の古代円形劇場で「アブシリー・ハウラーン」キャンペーン開幕(2025年8月30日)


SANAは、ダマスカス郊外県のエキスポシティで開催中の第62回ダマスカス国際博覧会の会場に、常設の大規模礼拝所が新たに開設されていると伝えた。

ウマル・ハッラーク博覧会企画国際協力局長によると、礼拝所の外観は博覧会の新パビリオン群に調和するよう設計され、コーランの章句やウマイヤ朝ディナール金貨を模した装飾で彩られ、面積は約2500平方メートル、男女合わせて約1,500人を収容可能で、毎日5回の礼拝および金曜礼拝が行われるという。

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ダルアー県では、SANAによると、ブスラー・シャーム市の古代円形劇場で夕方、「アブシリー・ハウラーン」キャンペーンのイベントが開幕し、アフマド・ムワッファク・ザイダーン大統領府報道顧問、ハムザ・ムスタファー情報大臣、マーズィン・サーリハーニー観光大臣、ムハンマド・ヤースィーン・サーリフ文化大臣らが参列した。

「アブシリー・ハウラーン」は、ダルアー県の開発事業を支援するため、約3,300万ドルの資金調達を目標とするボランティア型の公共サービス・地域社会キャンペーンで、学校の修復・整備と教育資材の提供、医療センターの改修と薬品・機器の補充、井戸の掘削・修繕や配水網・代替エネルギーの整備、さらに街灯・道路・清掃・インフラ関連の公共サービスの事業からなる。

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