スワイダー県各所で「自決」を訴えるデモ:ヒジュリー師は、シャルア移行期政権がスワイダー県で行った残虐な犯罪について、独立した国際調査を開始するよう国際社会に改めて呼びかける(2025年8月30日)

スワイダー県では、スワイダー24シリア人権監視団によると、スワイダー市(カラーマ広場)、シャフバー町、サルハド市で大規模なデモが行われ、参加者らは「自決」を訴えた。

**

ラースィド・ニュースによると、ムワッヒド・ドゥルーズ精神指導部のヒクマト・ヒジュリー師は、スワイダー県の住民に対してアフマド・シャルア移行期政権が行った残虐な犯罪について、独立した国際調査を開始するよう国際社会に改めて呼びかけた。

ヒジュリー師は、スワイダー県の事件が「計画的な虐殺」にあたると述べ、これらの犯罪の責任者を裁くための緊急調査の必要を強調した。

**

シリア人権監視団は、7月13日以降、スワイダー県で女性を狙った誘拐や強制拘束が深刻化しており、これまでに291件の女性誘拐が確認され、そのうち42人は解放されたが、14人が殺害され、2人はダマスカス郊外県アドラー刑務所に収監されていると発表した。

現在も行方不明のままの女性は合計235人にのぼるという。

(C)青山弘之 All rights reserved.