ムスリム民主統一党(PYD)共同党首:「シャルア移行期政権は国を統一できていない」(2025年9月1日)


民主統一党(PYD)のサーリフ・ムスリム共同党首は、オーストラリアの独立系メディアのグリーン・レフトのインタビューに応じ、アフマド・シャルア移行期政権は国を統一できていないと批判した。

ムスリム共同党首の主な発言は以下の通り。

ダマスカスの新政権が言っていることは、3月10日に署名された合意を履行する意思がないことの言い訳にすぎない。彼らはトルコの圧力の下で、この合意から逃れようとしている。
ハサカ市での会議はシリアの全ての構成員を結集させた。真に新しいシリアを建設するつもりの政権であれば、こうした会議を主催すべきだった。だが移行期政権は対話を拒否し、この会議を理由にパリでの会談を中止した。
スワイダー県で起きていることは、この政権がシリア社会のすべての構成員を含む民主国家を受け入られないことを示している。彼らはジハード主義的イスラーム以外のイデオロギーや宗教を認めない。
ロジャヴァで築いたものはシリア全体のモデルとなり得る。
彼らは3月10日合意を崩壊させようとしているが、我々は地域を守らねばならない。

(C)青山弘之 All rights reserved.