シリア人権監視団は、アフマド・シャルア移行期政権の高官がアレッポ市でトルコの支援を受ける武装勢力(シリア国民軍諸派)と会合を行い、トルコの要請に基づき、アレッポ県のダイル・ハーフィル市とティシュリーン・ダム方面でシリア民主軍を対象とする軍事作戦の準備を求めたと発表した。
同作戦は1週間以内で終える計画とされ、3月10日合意をシリア民主軍に履行させる圧力をかけることが目的だという。
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イナブ・バラディーによると、トルコ軍とシリア軍はクワイリス空軍基地およびトルコ占領下の「平和の泉」地域)で軍事増強を行った。
国防省筋によれば、9月29日(月)、クワイリス航空基地にはトルコ製のFNSSサムール機動浮橋/機動渡河橋車輛(SYHK(Seyyar Yüzücü Hücum Köprüsü))が投入され、防空システムやトルコ軍のヘリコプターも配備されたという。
さらにシリア軍の複数の部隊も周辺に展開しており、「平和の泉」地域の主要都市であるハサカ県のラアス・アイン市やラッカ県のタッル・アブヤド市でもトルコ軍部隊が増強されている。
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