ヒムス県でシーア派2人殺害、アラウィー派10人逮捕、ラタキア県でアラウィー派1人殺害、ハマー県でムルシド派1人殺害(2025年11月4日)

ダルアー県では、SANAによると、ダルアー市で、内務治安部隊の隊員1人が襲撃を受けて死亡した。

また、シリア人権監視団によると、ハイト村で10月30日から連絡が途絶えていた内務治安部隊の隊員が遺体で発見された。

シリア人権監視団によると、ジャースィム市で、40代の女性の遺体が自宅内で発見された。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ブルジュ・カーイー村で、シーア派の若者2人が何者かによって銃で撃たれて死亡した。

シリア人権監視団によると、内務治安部隊が、クラード・ダースィニーヤ村および周辺地域で治安作戦を実施し、アラウィー派住民10人を逮捕した。

一方、内務省(フェイスブック)によると、
シリア砂漠地帯における麻薬取締支局部隊が、隣国へのカプタゴン錠剤密輸を試みた男性を逮捕し、密輸を未然に阻止した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ジャブラ市国外で、内務治安部隊に所属すると見られる武装した要員の銃撃で、25歳の若者が死亡し、1人が重傷を負った。

2人はいずれもアラウィー派。
シリア人権監視団によると、ジャブラ市内の環状道路付近で小規模なデモが発生、参加者らはアラウィー派を侮辱するスローガンを叫んだ。

これを受けて、内務治安部隊が警戒態勢を敷き、デモを解散させた。

シリア人権監視団によると、内務治安部隊に所属する武装要員と見られるグループが、アイン・シカーク町でアラウィー派の若者を銃撃し、負傷した1人を連行した。

一方、内務省(フェイスブック)によると、内務治安部隊は、バッシャール・タラール・アサドが率いていた犯罪組織のメンバーとされる2人を逮捕した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ムルシド派の60代の男性が、県西部のカトラ村近くで正体不明の武装グループの銃撃を受けて死亡した。

シリア人権監視団によると、カムハーナ町で、旧シリア軍に所属していた男性が何者かによって射殺された。

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ダマスカス県では、内務省(フェイスブック)によると、県の刑事調査部が、息子の誘拐を自作自演した女性と協力した男性の2人を逮捕した。

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