シャルア暫定大統領とシリア民主軍のアブディー総司令官が首都ダマスカスで会談するも決裂(2026年1月19日)

ANHAイナブ・バラディーによると、移行期政権のアフマド・シャルア暫定大統領とシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官が首都ダマスカスで、前日に交わした停戦と統合にかかる合意の履行プロセスについて協議するための会談を行ったが、決裂した。

これを受け、移行期政権は北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるハサカ市入口付近に部隊を集結させた。

会談は約4時間にわたって続き、その中でシャルア暫定大統領は、シリア民主軍がクルディスタン労働者党(PKK)の影響下から離脱することを条件に、アブディー総司令官に政府の要職を提示するとともに、ハサカ県知事候補を提案したという。

これに対しアブディー総司令官は、ハサカ県を民生・軍事の両面でシリア民主軍(そして北・東シリア地域民主自治局)の指導下に置き続けることを求めたが、シャルア暫定大統領はこれを拒否、内務省および国防省の部隊の進駐を要求した。

アブディー総司令部は、本件を持ち帰ってシリア民主軍司令部と協議するため5日間の猶予を求めたが、シャルア暫定大統領はこの要請も拒否した。

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